【A55s 5Gレビュー】5G対応・3万円のOPPOミドルレンジスマホを徹底検証


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18日に発表された新型スマートフォン「OPPO A55s 5G」を早速レビューしましたのでご紹介します。

A55s 5Gは3万円の価格で5GやeSIM対応した、防水かつ軽量モデルでミドルレンジスマホに分類されます。発売は11月26日から

総合評価・外観

A55s 5Gの総合的な評価を編集者が判断しましたのでご紹介します。

総合評価 … [star rate=”4″ max=”5″ number=”4″]

処理性能 … [star rate=”3″ max=”5″ number=”3″]
カメラ … [star rate=”3″ max=”5″ number=”3″]
使いやすさ … [star rate=”5″ max=”5″ number=”5″]
コスパ … [star rate=”4″ max=”5″ number=”4″]
生体認証 … [star rate=”2″ max=”5″ number=”2″]
※使いやすさは重量やセットアップの手軽さなどから判断

高級感ある外観

まずは外観をご紹介します。ここで感じたのが意外にも高級感があるという点で、つるつるとしたプラスチック感丸出しの筐体ではなくサラサラとした背面が特徴だと感じました。

またカメラはリア=2眼フロント=パンチホール式です。ここ最近ではローエンドクラスでもパンチホールにカメラが有り、A55s 5Gもノッチはなくなりました。

右側に電源ボタン・左側に音量ポタンが配置されています。接続端子はUSB-C・3.5mmイヤホンジャックが用意されています。最近ではUSB-CのイヤホンもありますがUSB-C接続での利用はできませんでした。

本体カラーはグリーンとブラックが用意されています。箱は鮮やかなブルーカラーです。

付属品に充電アダプタは付属しません。また、USB-PDなどの高速充電規格にも対応していませんので充電器にはご注意ください。液晶フィルムは添付済みでケースも付属します。

カメラは価格以上に必要十分

ミドルクラスのスマートフォンで気になるのはちゃんと良い写真を撮れるのかという点ですので実際に撮った写真と共にご紹介します。

当記事掲載の画像は配信最適化のため圧縮・WebP変換を行っています。元画像よりも画質が劣ることもありますのでご留意ください。解像度も元画像の1/3程度になっています。

アウトカメラは「広角・1300万画素(F値2.4)」「深度・200万画素(F値2.2)」2つが搭載されています。一方は深度測定用カメラですのでポートレート撮影に対応しています。

大雨という最悪の撮影環境でしたが落ちてくる雨粒も表現することができ、ハイエンドのスマートフォンと比べると流石に劣るものの3万円という点を加味すると納得の品質です。

続いてポートレート撮影も試してみましたがこちらも結構優秀。ぼかしの度合いも%単位で指定することが可能。同時に顕著なディティールの欠落も特に起きずきれいに取ることが出来ています。

1300万画素なのでそこまで画質よくないのではないか?と危惧していましたが、やはり画質は画素数だけがファクターではないと実感。想像以上のカメラ性能だったと感じました。

また、HDROPPO独自のAIシーン強化モードも利用でき、自動で[ブルースカイ]や[夜景]などを識別・最適化を施してくれます。

夜景はまだ改善の余地あり

やはり暗所の撮影は非常にノイズが乗ってしまい、3万円という価格を鑑みると仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。

5千円上げていいからより高感度なカメラにしてほしかったというのが正直な感想ですが、明所だと必要十分以上の性能は出ているのではないかと使っててわかりました。

ノイズが多かったのは真っ暗の場合のみで、すでに日没過ぎの17時頃にて撮影した場合は比較的ノイズが少なく撮れていました。

撮影場所…JR原宿駅周辺・中野四季の森公園周辺
撮影時間…12時40分・19時30分

特徴をラインナップ

Aシリーズの防水で軽量

A55s 5Gは名前の通りOPPOのAシリーズなのですが、Aシリーズ史上初の防水・防塵の対応を果たした端末になりました。

また、4000mAhと同価格帯では平均orそれ以上の充電容量を保ちつつも筐体の軽量化が行われました。

OPPO A55s 5Gは持ちやすさを重視した筐体設計していますで、薄さ約8.2mm・重さ約178gとOPPOが2021年にて日本で発表した端末の中で最軽量です。更に横幅を約74mmに抑え、片手でも画面の端に指が届きやすいように設計されています。

5G・eSIMに対応

近年のエリア拡大に伴い必須事項に近しい「5G」にも安価ながら対応。ミリ波は使うことは出来ないようですが、sub6は利用可能とのこと。

東京都区内の楽天回線エリアでも認識しており次世代の高速通信も使えます!

また、物理カードではないeSIMにも対応・デュアルスタンバイ対応ということで通信においてはハイエンドスマホ並の豊富な機能を搭載しています。

3万円台だが90Hz駆動

実はこのスマートフォン、3万円の割に画面リフレッシュレートは90Hzです!

※リフレッシュレートとは…1秒間に画面を書き換える回数のこと。数が多ければ滑らかな映像や操作が体験でき、ハイエンドを中心に120Hz駆動に対応しています。

ただし、一部のゲームでは60Hzに制限(開発の事情)されて最大限恩恵が享受できる補償はありません。TwitterはもちろんChromeでも90Hzには対応していますので従来の60Hzのスマートフォンをお使いの方は相当きれいに見られるでしょう。

スペック・テスト結果

A55s 5Gのスペックは以下の通りになっていて全体としてミドルレンジに分類されることがわかります。

Soc(CPU) … Qualcomm Snapdragon 480 5G
メモリ … RAM 4GB / ROM 64GB (SDカード対応)
重量 … 178g
画面 … 6.5インチFull HD・リフレッシュレート90Hz・TFT-LCD
その他 … eSIM対応・NFC非対応・バッテリー4000mAh
OS … Color OS Based on Android 11

SoCはSnapdragon 480 5Gを搭載しており、ベンチマーク結果は以下の通り「総合数値:277,975点」でした。

(Antutu Benchmark v9にて実証・室温18°・RAMが6GB未満なので3DベンチがLiteになっており通常版の数値と互換性はありません
Snapdragonの400番台ということであまり期待されていない方も多いかもしれませんが、600番台(SD690)よりも同程度or上位なので一般用途でストレスになるレベルの低性能ではありません。(750Gよりは劣ります)
ここまで何の話かと思われた方は「基本的に問題はない」と思っていただければ結構です。

ゲームはライトユーザーならOK

ミドルスペックではありますが最適化や調整を自動で行う「ゲームスペース」が利用可能で、ライトユーザーなら十分使える程度でした。

どの程度かというとウマ娘はサクサク・3DMVのあるゲームの高画質はギリギリくらいです。

3DMVのある音楽ゲームでは軽量モードだと心配は入りませんが、最高モードだとGPUが80%以上になることもありやはりライトユーザー向けであることも分かりました。

今年リリースのブルアカは最高設定だとローディングが重く、戦闘時にはCPU・GPU共に80%を上回ることもあり超快適!とは言い難い結果でした。もちろん軽量設定だと先程同様サクサク動作していました。

※60 FPS・最高解像度・アンチエイリアス/ポストプロセッシングON

最後に今年大流行のウマ娘を試してみたところ起動・育成・ライブ全てにおいてサクサク動作。他タスクからの復帰も素早くこれで十分レベルでした。

総評としてはライトユーザーなら問題なし!ただし最高設定だったり、スリープ復帰だったり細かな部分では敵わなかったです。

指紋認証非対応は注意

この製品の一番気をつけるべき点なのが指紋認証非対応ということです。

Androidの生体認証としてメインが指紋認証・サブ機能としてフロントカメラを活用した簡易的な顔認証が搭載されていますが、A55s 5Gは顔認証のみ搭載しています。

顔認証はマスクありでも使えた

実際に顔認証のみでストレス無くロック解除できるか検証しました。

外部環境 マスクあり マスクなし
明所
暗所(無点灯)

暗所の場合、画面が明るくなって認識しやすくなるため案外フラストレーションが貯まること無く使うことが出来ました。またマスクをつけてても何故か使える点も面白いと感じました。

ただし、マスクありでもある程度精度が良いということはセキュリティに於いて劣るという点には注意すべききです。

結論:軽い+安い+5Gは凄い

本日発表のA55s 5G相当詳しい部分まで紹介させていただきました。まとめると「軽い・安いを兼ね備えた3万円の5Gスマホ」です!

実際に使わせて頂いた所感ですと多くの方にとって必要十分の性能だと思います。ただし、生体認証・夜景の部分においては少し自分の用途に似合うのかを確認する必要があると感じました。結論=買い。

発売は11月26日から各通信キャリア・ECサイトにて開始ですのでぜひご購入する際の参考になれば幸いです。

現在Amazonにて2000円OFFクーポン配布中です。是非この機会に御利用ください!


当サイトではOPPOを始め多くのメーカー製スマートフォンのレビューを発売前含めいち早く行っております。ご興味をお持ちの方はぜひ他記事も参考にしてみてください!

企画=市井P@オタク総研運営代表
編集・文責= 同上 ほか
製品協力=オウガ・ジャパン株式会社(OPPO)

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。