小学生女子、7割超に“推し”がいる…人気トップはSnow Man目黒蓮　アニメも『推しの子』筆頭に注目、消費行動も活発

小学館が発行する少女向け雑誌「ちゃお」の読者500名を対象にした「推し活」に関する調査が同誌の2024年6月号にて公表。女子小学生の7割以上が「推し」を持っており、「願い事」の第1位に「推しに会いたい」が選ばれるなど、「推し活」が女子小学生の間で大きなトレンドとなっていることが明らかになった。

小学館は「ちゃお」編集部が主導して、女子小学生のリアルな本音を定期レポートする「JS研究所」を2022年より発足。今回の調査結果によると、人気アイドルグループ「Snow Man」のメンバー、目黒蓮さんが高学年女子小学生に最も人気のある「推し」の名に挙がった。

目黒蓮さんは今年の1月に発表した「2023年“本当に流行ったもの”ランキング」でも「好きな有名人」で首位だった。同ランキングではこのほか、YouTube実況グループの「カラフルピーチ」やサンリオキャラクターの「クロミ」、ガールズグループ「ME:I」、現在劇場版が公開中のすとぷりから「莉犬くん」が並び、興味が多岐にわたっていることがうかがえた。

また、小学生の「推し活」の具体的な活動内容としては、「グッズ集め」と「テレビや配信を見る」が最も多く挙げられた。グッズの中では特に「アクリルスタンド」「キーホルダー」「ぬいぐるみ」が人気で、これらを部屋に飾ったり、外出先で写真を撮ったりする楽しみ方があるという。

そして、番外編として「推しアニメ」のランキングも発表され、第1位には「【推しの子】」が選ばれた。同作品は主題歌や関連ダンス動画のブームなど、様々な要素が相まって高い人気を獲得しているとみられる。以降も『薬屋のひとりごと』や『マッシュル』『葬送のフリーレン』などの直近人気作が並んでいる。

「ちゃお」編集長は、女子小学生の「推し活」について、「大人の『推し活』よりも身近でポップな感じ」と評し、今後さらに発展していく可能性があると指摘した。

▼編集長からのコメント
今、JSに最も流行っていること、それが「推し活」です! 「推し」は千差万別でアイドル、スポーツ選手、YouTuber、まんがやアニメのキャラ、お友達など。大人の「推し活」よりも身近でポップな感じです。グッズを集めたり、テレビや配信などで推しの活動を見逃さないようにチェックをしたり、皆積極的に「推し活」を楽しんでいます。今、特に流行っているのは推しのぬい（ぬいぐるみ）を見えるようにかわいくデコって持ち歩くこと! まだまだJSの「推し活」は発展していきそう、これからも色々と推しを愛でる方法を見いだしてくれそうです。

「推し活」に関する調査
・調査期間：2024年５月 2日～ 5月31日
・調査対象：『ちゃお』読者またはそのご家族
・調査機関：自社調査
・有効回答数：応募総数：1564、集計数：500
・調査方法雑誌のハガキアンケート

「推しアニメ」に関する調査
・調査期間：2024年4月 3日～ 4月30日
・調査対象：『ちゃお』読者またはそのご家族
・調査機関：自社調査
・有効回答数：応募総数：1273、集計数：1000
・調査方法：雑誌のハガキアンケート