【MateBook Eレビュー】もはやIntel搭載Windowsタブレット=ペン対応の軽量2in1PC


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3月18日より発売の2in1 WindowsノートPCの「MateBook E」をいち早く体験した感想を写真とともにレポート。

■使用感や性能は実機レポートで掲載しております

700gの軽量ボディを見てみる

まずは2in1バソコンで重要となる外観・重量感について述べる。

重量は700g。筐体を見る限りタブレットと思ってしまい、少し重く感じるがノートパソコンと認識すると非常に軽量であることがわかる。(一般にノートPCというと軽量モデルでも1.0kgほど)

また、Surface 8シリーズよりも薄い形状になっているとのこと。

キーボードは磁石接続タイプ

Windowsの2in1なのでもちろんキーボードも一定の使い心地が求められる。

Surface等一般的な2in1と同様に磁石でカチッと接続するタイプで、画面の位置調節を兼ねるキックスタンドもキーボード側に付いている。

ストロークは接続タイプのキーボードにしては思っていたよりも深く、MacBook Airと同じくらいだと感じた。

Thunderbolt 4対応USB-C

注意が必要なのはインターフェースが3.5mmジャックとType-Cしかない点だ。Windowsが搭載しているパソコンである以上フルサイズのUSB-Aは欲しいだけあって残念。

ただしType-Cの規格が4Kトリプルディスプレイまで拡張できるThunderbolt 4であるため、理論上外付けGPUにも対応している事になる。後述するが変換ドック無料プレゼントキャンペーンも行っているので確認してもらいたい。

スタイラスペン対応2K有機EL

2K解像度の有機EL搭載ディスプレイを搭載しており、発色の良い映像を楽しめる。

2in1といえばやはりペン対応が特徴の製品が多く、本製品もも対応。HUAWEI M-Pencil 2(いわゆるApple Pencil)に対応しており、筆圧感知を活用したメモやグラフィックソフトの利用もできる。

搭載しているOSはWindowsであるため、Photoshopなどの一般的なソフトウェアも動作する。

特に人気イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO」との相性が良いらしく、今後のアップデートでも連携を強化していくと担当者が述べていた。

四隅にクアッドスピーカー搭載

製品には四隅全てにスピーカーが搭載されているクアッドスピーカーも特徴の一つだ。

HUAWEI曰くMateBook Eでは映像体験も売りにしており、有機ELディスプレイとともに高品質なものになっていた。

画面の縁は角丸な点は注意

1つ本製品で注意しておきたい点をあげるとするなら、画面の縁は角ばっておらず角丸仕様である点だ。

近年、Windowsアプリケーションもモダンデザインになりタブレット端末でも不自由なく操作できる。とはいえ、四隅が角丸であるとアプリの終了ボタンが押しにくかったりとストレスになる可能性も有るので事前に購入する際は考慮が必要であると感じた。

4C8TのインテルCPUを搭載

この製品が他のタブレット・2in1パソコンと違う点が一般的なx86のインテルCPUが搭載されている点である。

一部の疑似製品だとPhotoshopなどの一般的なソフトウェアが動作しないCPUが搭載していることが多く、動作するCPUを搭載していたとしても非力なものが多い。

だが本製品は4コア8スレッドのCore-i5 1130G7を搭載。
動画編集ソフトなどの極端に重いソフトウェアなどは動かないものの、Photoshop・Illustrator等の画像処理・イラスト制作ソフトは軽快に動作することが確認できた

発熱もブラウザを開いてる時はさほど感じられなかったがCLIP STUDIOを使っている際は暖かくなっていた。
ただ、軽快な動作はできたもののタブレット型端末なだけあって外気などの環境要因に依存しやすい。用途によっては注意が必要だ。

HUAWEIご自慢のデバイス連携も対応

HUAWEI製のスマートフォン・タブレット・パソコンを相互に接続、通信できる優れたエコシステムにも勿論対応。

MateBook Eを他のMatePad等のAndroidタブレットに接続することで、タブレットをセカンドディスプレイにできるといった非常に高い親和性が発揮される。
ただ、近年の対アメリカの状況でスマートフォンのHUAWEIシェアが伸び悩んでいる今恩恵を得られる人は限定されるがオプションの機能と捉え使わないのもまた選択肢として十分有用だ。

総評&製品概要

編集部が実際に体験してみた総評としてはSurfaceなどの2in1を超えるクオリティであったと言える。

なんと言ってもAndroidタブレットのような筐体・重量であるにも関わらず、Windows11を搭載しておりデスクトップアプリが動作する点が非常に魅力的ではないかと感じた。

また3月も下旬、大学デビューや新社会人デビューなど新生活を迎える方も多いと思われる。学業や仕事を支える新たなパートナーとして2in1PCも選択肢として非常に有用であることがわかった。

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企画・文: 市井(代表)
撮影: 弊編集部記者
撮影: 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。