【売切続出】4K視聴も余裕な2in1ノートPC「MateBook E」使用感・性能をレポート


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先月発売された高性能2in1ノートパソコン mateBook E を実際に使ってみて分かった良いポイント・改善すべきポイント性能測定レポートをご紹介します。

※この記事では「使用感」と「性能」に重点を置いて紹介しています。タッチペンなどのクリエイティブの話題は以下ハンズオン記事にて紹介していますのでぜひご覧ください。

外で使って分かった2in1 PCの良さ

まずは使用感などを紹介します。

700gの超軽量Windowsパソコン

本製品の重量はおよそ700gで、ノートパソコンでも最軽量の部類に入ります。
ですのでタブレットと思うと少し重いですが、Windowsも搭載された立派なパソコンですので700gは非常に軽く感じます。

感覚に個人差はありますが片手で持つと少し重く、両手で持つと余裕といった感じです。

また電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねており Windows Hello の生体認証を利用することができます。生徒や反応もよくスリープモードからの復帰も特に問題はなかったです。

キーボードは薄いながらも十分な押し心地

多くの2in1ノートPCはキーボードとケースが一体型となった物が多く、キーストロークが非常に薄く押し心地が悪いこともありますが、本製品は薄さの割にはストロークが深い方だと感じました。

実際に動画でキーボードを打つ様子を撮影したので音で聞いてみてください。

キーボードと一体化しているカバーはキックスタンドも兼ねており、カバー側で高さ調整をするようになっています。

キーボードと本体は磁石接点でカチッとくっつく2in1ノートでよくあるタイプです。

Webカメラを超越する高解像インカメラ

搭載されているカメラはAndroidタブレット並の高画質で、画素数はフロントで1200万画素

実際にZoomミーティングでも使ってみたのですがスマホで接続しているかのような高画質で驚きました。

軽量ながらファン搭載で冷却性能◯

通常、小型になればなるほど電池の持ちを良くしたり軽量化のためにファンレスになるのですが、冷却性能を犠牲にする選択です。

MateBook Eはその点端末上部に通気口と冷却ファンを搭載しています。ですので重い処理の際に熱暴走やサーマルスロットリングを低減するためのある程度の対策はできていると感じました。

2K有機EL+4スピーカーの威力

MateBook Eはディスプレイに有機 EL を採用しており解像度は2系で迫力のある映像体験が可能。また筐体の四隅にスピーカーがあるカットスピーカー構成であるため出力が大きく高音質でした。

有機ELは「黒の発色が良い」という特徴があり、Windows11では標準でダークモードが搭載されているためより一層綺麗な映像を体験することができると思います。黒は消費電力が少ないためバッテリーを長持ちさせたいときにも有用です。

性能を実際に測定。どの位使える?

軽いのはいいものの性能が悪いと使い物にならないので皆さんが気になるであろう「実際どれぐらいまで使えるのか」という疑問に答えるべく、性能について実際に測定した結果をご紹介します。

端的に言いますとCore i5の CPU を搭載しておりメモリは8 GBなので、一般的なパソコンの利用については全く問題がないほどの性能です。

Office・YouTubeの4K再生も全く問題なし

最初は2in1ノートPCで想定される利用用途で検証しました。

オフィスでの文章作成をやってみたところクラッシュや固まるといった不具合は一切発生しませんでした。バッテリー節約モードでも同様です。

ネットサーフィンも全く問題なく、処理が重い動画再生もYouTubeで試してみましたがCPU使用率は20%程度と余裕でした。
そして最も処理能力を必要とする4K動画再生処理もYouTubeで試したところ、CPU使用率は33%で問題はなさそうでした。

ゲームは軽量は遊べる?ベンチマークで性能測定

あまりこのようなタイプのノートPCで想定される利用方法ではありませんがゲームでも試してみました。ベンチマークという性能を測定するソフトウェアで実際に数値として製品の性能を測ってみました。

ベンチマークの定番「ファイナルファンタジー14」ではノートPC・標準品質で「設定の変更が必要」判定でした。

上記の動画を見ていただければ分かる通り、全く動作しないわけではないが描写が重い場面で頻繁にカクつく結果となりました。

重いゲームだけでなく、一般的なノートPCでも遊べる「ドラクエベンチ」を試してみたところ、スコアは4329で「普通」判定。すべて一番上の設定です。

ベンチマークの結果から、FF等の激重ゲームは難しいものの、ブラウザゲームなどは問題なく動作することがわかりました。一般的なノートPCとさほど変わらない印象です。

※排熱などの具合で数値は大きく変わりますのであくまで参考程度
※CINEBENCHも測定したのですが画像の掲載を忘れたため割愛

SSDは読み込み3.5GB/sと爆速

最後にストレージについて紹介します。ストレージは超高速なSSDを搭載し、読み込み速度は3.5 GB/s。

OSの起動やファイル数の多い転送速度に関わるランダムアクセス性能も超高速です。

使ってわかった改善ポイント

最後に使ってみて分かった改善すべきポイントを紹介します。

重いブラウザを頻繁に使うとバッテリーの持ちが悪い

とても軽く持ち運びが便利になったとき外出先で使う人も多いと思うのでバッテリーについても触れます。結論から言うと充電の減りが体感少し早いと感じました。

Microsoft Officeやブラウザでの作業を画面のやや明るい設定で行なっていたところ、満充電から20%まで減るのにおよそ6時間ほどでした。

バッテリー節約モードや使い方・画面の明るさを調整することで実際はもっと長く持つかもしれません。非常に軽く携帯性に長けているモデルのため、電池の持ちをもう少し改善すべきだと感じました。
特にOperaのような高機能だが処理性能を必要とするブラウザでタブを何個も開く…のような方は注意したほうがいいかもしれません。

端子Type-Cだけは少し不便

パソコンなだけあって Windows を搭載しているのでインターフェースがUSB Type Cとイヤホンジャックのみというのは不便だと感じました。

例えば外部ディスプレイに接続したり USB メモリーに接続したりする場合は別売りの変換ドックを買う必要があります。

逆にすべてファイルをクラウドで管理する人や仕事用ではなく個人用として使いたい人には特に問題は発生しないと思われます。(TypeA→TypeCに変換するドックは100均にも売ってます)

最後に

最後になりますが最新2in1 Windowsノートパソコン【MateBook E】の詳しい使用感や性能についての紹介でした。

この製品はスタイラスペンにも対応しているタブレットとしての使い方もできる製品ですのでそちらの解説は以下レポート記事にあります是非ご一読ください!

また Amazon では現在セール中ですので買うなら今がチャンスです。

企画・文: 市井(代表)
撮影: オタク総研編集部
撮影: 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。