ソフトバンクが2年連続最高位、楽天も速度で健闘、ドコモは…4大携帯キャリアの品質調査


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ネットワーク関連の民間調査などを実施するイギリス企業のOpensignalはこのほど、日本国内のモバイルネットワークのユーザー体験に関する調査報告を公表。2024年4月の最新のレポートにより、ソフトバンクが最高位を獲得したことがわかった。

この調査はNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4大MNOキャリアを対象に、過去4ヶ月間の結果をもとに、4G/5Gの速度品質やユースケースごとの快適性、電波カバレッジなどを評価するもので、ソフトバンクが「コンシステント・クオリティ(一貫した品質)」を2年連続で受賞した。

5Gにおいても、「ビデオ・エクスペリエンス」「ライブ・ビデオ・エクスペリエンス」「ゲーム・エクスペリエンス」を単独で最高位に達し、「5G音声アプリ・エクスペリエンス」ではauと並ぶ高品質を示した。また、これに次ぐ形で楽天モバイルが進行MNOながらも健闘しており、5Gにおいて2冠を達成していた。

そして、NTTドコモは速度面での品質には他社キャリアに及ばなかったものの、電波カバー率のスコアが99.7%となり、5Gのカバー率とともに首位を獲得。2年連続でのカバレッジ全勝を死守したこととなった。各部門における首位キャリアは以下の通り。

■全体
ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク、au、楽天モバイル
ライブ・ビデオ・エクスペリエンス…au、楽天モバイル
ゲーム・エクスペリエンス…楽天モバイル
音声アプリ・エクスペリエンス…楽天モバイル
ダウンロード・スピード・エクスペリエンス…au
アップロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル

■5G
ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク
ライブ・ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク
ゲーム・エクスペリエンス…ソフトバンク
音声アプリ・エクスペリエンス…au、ソフトバンク
ダウンロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル
アップロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル

■カバレッジ
5G カバレッジ・エクスペリエンス…ドコモ
利用率…ドコモ
5G利用率…au、ソフトバンク