秋葉原で外付けHDDを1,000円台で作る方法。【年末ジャンクDIY特集】


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この記事では年末企画ということでジャンクDIY・ハードディスクを1000円で作る方法をご紹介します。

あくまでジャンクですので実際に大事なファイルを保管する…のような使い方はできませんが一時的なファイル保管に活用できますし、作ると言ってもドライバすら要らないので是非参考にして下さい!

材料を調達

今回は秋葉原で材料を確保しました。最近は衰退したと言われており、オタクの街!感はあまり無くなりましたがパソコンを中心としたショップは辛うじて残っており土日ともなると秋葉原電気街には多くの人で賑わいます。

外付けHDDを自分で作るには以下のパーツが必要です。工具は製品によっては不要です!

  • 内蔵ハードディスク
  • 外付けHDDケース

ハードディスクに関して2.5インチと3.5インチの2種類ありますが、USBバスパワー駆動しやすく小さくて軽い2.5インチを購入するようにして下さい。

秋葉原で探せ!

秋葉原駅側ではなく、地下鉄銀座線末広町駅寄りのPCジャンクの名店「インバース秋葉原店」にてHDDを調達しました。インバースさんは高頻度でハードディスクの特価販売を行っていて、格安で購入可能。価格は調査時(2021/11月上旬)だと以下の通り。

2.5インチ 3.5インチ
250GB 500円
500GB 700円 500円
1TB 1300円程度 1000円程度

一般に2.5インチの方が3.5インチよりも値段が高い傾向にあります。ただし1TBでも1000円程ですので基本的に500~1TBを購入すると良いでしょう。なお、ジャンク品のため一切保証はありません。(動かないというわけではないです。基本的に動きますが保証はないという意味です)

もう一つ、外付けHDDケースは秋葉原のデジモノでお馴染み「あきばお~」で調達しました。玄人志向のUSB3.0ハードディスクケースが特価で600円で販売してありましたので速攻購入。

内蔵HDDとは違い、一般にケースは2.5インチの方が3.5インチより平均1000円ほど安いです。しかも3.5インチのケースは品揃えが少ない上に外部電源を必要とするモデルばかりなので必ず2.5インチで組み合わせましょう!!!

組み立て&設定

今回選んだハードディスクはWestern DigitalのBlue 250GB。(SEAGATEや中には東芝製の物も紛れており好きなものを選んでもらって構いません)法人パソコンで使われたHDDを取り出して販売しているのが殆どで、程度もメーカーもバラバラで半分くらい運要素もありますがそこが楽しいのです。

HDDについて確認したところで早速組み立て。ケースの端子とHDDの端子をくっつけて終わり!

未フォーマット品ということで最後に設定をします。Windowsの「パーティションの作成とフォーマット」設定から新規にボリュームを作成すればもう利用可能です!

速度は遅い!ベンチマークしてみた

実際に動くことは分かりましたが本当に使えるのか。実際に速度を測ってみました。

結果は以下の通り非常に遅い。安物のSDカードカード並です。

シーケンシャルアクセスとはデータを先頭の領域から順番に検索する能力のことで、主にサイズの大きいファイルの移動速度に影響します。
ランダムアクセスとはデータを直接検索する能力のことであり、小さいけど数が多いファイルOSやソフトの起動時間に影響します。

比較対象にはならないかもしれませんが、500GB1万円くらいのM.2 SSDの1/45程度。ランダムアクセス性能だと500分の1。

M.2 PCIe接続

さらに、型版「WD2500BEVT」を調べてみると2008年。いくらSATA接続とはいえCore2-Dou時代のHDDのなので遅いのも納得。

ジャンク品は5~8年前のパソコンについている製品であることが多いため、最近の高回転で比較的速度が早いディスクではなく、期待はしないほうが良いでしょう。

ハードディスクの情報を観ていきましょう。起動時間は2500時間程度と意外に使われていない印象でした。一方電源投入回数は1200回程度で、やはり法人で一括購入orリース品のパソコンに内蔵していたハードディスクであると予想できます。

【注意】大事なデータは保存不可

最後にご注意でが、あくまでジャンクですので重要なデータの保存は非推奨。一時的にファイルを移したいときなどにご使用下さい。

年末年始ですので福袋や特価セールで格安で販売されていたら是非お買い求めになって外付けHDD、作ってみませんか?