高価で取り付け面倒…電動シェードカーテンの常識を覆す!クラファン初日1位の注目製品をレビュー


高価で取り付け面倒…電動シェードカーテンの常識を覆す!クラファン初日1位の注目製品をレビュー

スタートアップ企業のMoodifyが7月8日に販売を開始したIoTカーテン「電動ハニカムシェード」が発売初日にクラウドファンディングでランキング首位、目標金額1000%を上回る大きな反響を見せています。4日間までで応援購入総額が約800万円を達成したこの製品、一体どんな魅力があるのでしょうか。先行して体験する機会があったので、使用感をご紹介します。

従来のシェードタイプの電動カーテンと言えば、工事が必要で、価格も数十万円と高額、賃貸住宅では諦めざるを得ないというイメージがありましたが、このMoodifyのハニカムシェードは価格4万円〜と、そんな常識を覆すような設計になっています。

■Makuake販売ページ(https://www.makuake.com/project/moodify_honeycomb/)

1分で取り付け可能な手軽さ、採光・遮光のバランスがポイント

ポイントとしてはまず、工事が一切不要だということ。突っ張り式で取り付けられるので、壁に穴を開ける必要がありません。賃貸住宅でも安心して使えますし、引っ越しの際も簡単に取り外して新居に持参できます。

実際に試してみた窓は160cm×120cmのサイズ。商品の取り付けも窓の最上部に突っ張り機構をはめ込むだけなので、でできます。実際に、幅2mを超える大きな窓には2台並べて設置することも可能です。

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光のコントロールについては、採光レースと1級遮光生地のダブルレイヤー構造により自由自在。遮光とレースを半分半分にすることで、明るさを取り込みつつ外からの視線を遮えるのもよし。

そして、見た目の観点では、やはり普通のカーテンに比べてスッキリする点は大きな魅力です。これはブラインドやロールカーテンなど他製品にも共通することですが、開閉時にも余分な布地が存在しないため、取り替えるだけでも部屋が気持ち少し広く見えてくるのではないでしょうか。

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ハニカム構造による断熱、遮光の高い機能性にも注目

機能面で最も注目したいのは、やはりハニカム構造による断熱効果です。蜂の巣のように六角形の空気層が連なるこの構造は、断熱材のような働きをしてくれるといい、第三者機関である一般財団法人日本繊維製品品質技術センターでのテストでは、遮熱性能75.4%、保温性能49.7%の向上が確認されているそうで、これは冷暖房費の節約にも直結しそうです。

夏場を考えてみると、外気の約74%が窓から入り込んでエアコンの効きを悪くしているそうですが、このハニカムシェードがあれば熱気をしっかりブロックしてくれます。実際に南が採光面の窓に取り付けてみて完全遮光した場合、午前中までに室内温度が上がりにくい傾向にありました。

また、遮光に加え防音効果も最大20dB軽減とのことで、窓の直ぐ側にテレビを置いている身としては、夜帯の騒音防止にも一役買いそうです。また、在宅ワークが増えた今、外音の遮音も重要でしょう。

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操作面では「スマート」と名乗っているだけあって、専用アプリでのスケジュール設定が可能に。朝は自然光で目覚めて、夜はワンタッチで遮光という生活リズムを完全自動化できるのは大きなポイント。さらに、Amazon Alexaなどのスマートスピーカーとの連携で音声操作もできるので、手がふさがっている時や、ベッドから出たくない朝にも「カーテンを開けて」と声をかけるだけで開閉ができます。

もちろん専用リモコンが付属されていて、1台で最大5枚まで同時操作が可能です。ただし、スマート連携を行うには別途専用ステーションをセットアップする必要があり、すこし初期設定が大変。カーテン本体に内蔵してもらえるともっと見た目がスマートになったのにと感じました。

■Makuake販売ページ(https://www.makuake.com/project/moodify_honeycomb/)

なによりも手軽な価格設定が魅力的…注意したいポイントは

価格についても、一般的な電動ハニカムシェードは数十万円する反面、本製品は70cm~100cm未満が64,800円、100cm~150cm未満が77,800円、150cm~200cmが89,800円という設定はかなり現実的です。Makuakeでの先行予約なら37%オフということなので、これまで電動カーテンは手を出しづらい…と思っていた方にとって、良いきっかけになるかもしれません。

ただし、使用上の注意点もあります。結露しやすい部屋では定期的なメンテナンスが必要で、ハニカム構造の特性上、窓とシェードの間に結露が発生し、放置するとカビの原因になる可能性があるとのこと。そのため、結露が発生した際は乾いた布で拭き取ったり、シェードを日常的に昇降させて空気を循環させたりする必要があるそうです。

朝の光で自然に目覚めて、夜は自動で遮光される生活リズムを手軽に実現できるのはかなり魅力的。クラウドファンディングサイトには「20社以上を実際に訪問して、品質・機能・価格のバランスを追求した」というメーカーの開発ストーリーも掲載されているのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

■Makuake販売ページ(https://www.makuake.com/project/moodify_honeycomb/)

Yoshioka

著者 Yoshioka
オタク総研媒体統括 兼 株式会社オタクリエイト代表取締役。アニメ、テクノロジー(ガジェット)、コンテンツビジネス、システム開発などを取り扱っています。PRプランニングやIP調達、制作事業の統括も兼任。好きなものは新作アニメ、海外スマホ、東南アジア。

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