10万円台の高価格スマートウォッチに新型「Garmin Venu X1」薄型軽量の中に2インチの大型ディスプレイ


10万円台の高価格スマートウォッチに新型「Garmin Venu X1」薄型軽量の中に2インチの大型ディスプレイ

ガーミンが6月26日に発売した「Venu X1」は、同社ウォッチ史上最大となる2インチ有機ELディスプレイを搭載した、薄型軽量のGPSスマートウォッチ。129,800円(税込)と高価格帯の同製品を実機で紹介する。

本ウォッチの最大の特徴はApple Watchを想起させるようなスクエア型ディスプレイで、解像度は448×486ピクセルと2インチサイズながらも高解像度となる。黒色の表現に強く、屋外でも視認性に優れる高輝度AMOLEDパネルを採用している。

重量は40グラム、厚さは7.9mmとなっており、Apple WatchのSeries 10チタニウムモデルと同サイズでやや軽い程度。カラーはブラックとモスの2色展開で、柔らかなナイロンバンドを装着する。

スポーツ機能では100種類以上のアクティビティに対応し、シリーズ初となる地図機能と4万3000以上のゴルフコースデータを内蔵した。特にゴルフ機能については、本機の特徴である大画面を活かしたコース確認が可能になるという。ヘルスケア機能では心拍数や血中酸素トラッキング、独自指標のBody Batteryなど充実の機能を備える。

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新機能として、シリーズ初のLEDフラッシュライトを搭載し、光の強さ調整やSOS信号パターンにも対応。内蔵スピーカーとマイクにより音声コマンド操作が可能で、「音声アシスタント」や「音声メモ」機能も利用できる。

電池持ち選ぶならVenu X1、Apple連携を選ぶならWatch Ultra 2

そして、実際に使い勝手に大きく影響するバッテリー駆動時間については、スマートウォッチモードで約8日間、GPSモード使用時で約16時間の持続が可能となる。一部の類似製品の中には14日連続動作に対応するものもあるが、最大36時間のApple Watchよりかは持ちは良い。

また、都市圏に住む方なら「あると便利」人によっては「必須」なモバイルSuicaにも対応。Apple社デバイス以外で対応する製品はPixel Watchなどごく少数に限られるが、本機は独自決済サービス「Garmin Pay」にも対応し、クレジットカードも一部利用することができる。

大画面と薄型軽量を両立させた設計は魅力的で、13万円近い価格設定を呑めさえすれば、Apple Watch Ultra 2とともに選択肢の一つになりそうだ。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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