スマートウォッチ市場は世界的に縮小傾向もインドが最大の市場へ成長、Appleは出荷台数20%減。


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海外調査会社・Counterpoint Researchの市場レポートによると、2023年第1四半期の全世界でのスマートウォッチ市場は前年同期比1.5%の縮小となった一方、インドが出荷台数が前年同期比121%の伸びを示したことで世界出荷台数で27%のシェアを占め、北米圏を上回り世界最大の市場になったことが分かった。

この全世界での出荷台数減の流れは今回で2四半期連続となり、この減少はアップルやサムスンなどの大手メーカーの製品需要が季節的に低下していることに加え、世界的な景気後退や金融引き締めが消費者心理に影響を及ぼしていることが要因との見方を示した。

Counterpoint Researchのリサーチアナリスト,Woojin Son氏は、スマートウォッチ市場の現状について、「数年前から急成長を遂げていた世界のスマートウォッチ市場は、2022年第4四半期に前年同期比8%減となり、昨年末から停滞期に突入した」とコメント。

フラグシップ帯の市場シェアは、2022年第1四半期の60%から2023年第1四半期には53%に減少した一方、ミドルクラス帯の市場シェアは、インド市場の急成長により、23%から34%に大幅に増加した。ミドルクラス帯のスマートウォッチは、その価格的なアクセス性から大きな需要を生み出し、出荷台数の顕著な増加につながったとしている。

メーカー別の数値について見るとAppleは2023年第1四半期に出荷台数が前年同期比20%減と、3年ぶりに出荷台数が1,000万台を下回り、市場内シェアも32%から26%に低下した。一方インドのブランド「Fire-Boltt」がSamsungを抜いて世界市場で2位を確保するなど、こちらもインド市場の成長が顕著になる結果となった。

Source:https://www.counterpointresearch.com/india-smartwatch-market-yoy-growth-restricts-global-decline-q1-2023/

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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