2022年の全世界での年間スマホゲーム収益は初の前年比”減少”に。コロナ禍前より25%増加。巣ごもり需要の反動も起因


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2022年における世界全体でのスマートフォンゲーム収益が初めて減少に転じたことが、調査会社のSensorTower社が公開したレポート「2023年の世界のモバイルゲーム市場予測レポート」で明らかになった。

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2022年の一年間でのすべてのスマートフォンゲームの合計内課金収益が前年比9%減少し788億ドルとなり、長らく急激な成長を続けてきた中での初めての減少となった。これは主に新型コロナウイルスによる巣ごもり需要での急成長への反動という見方をしており、実際、前年比では減少しているもののコロナ前2019年の収益と比較すると25%上回っているという。

レポートでは、世界のモバイルゲームダウンロード数と収益の推移に加え、モバイルゲームのカテゴリ別ダウンロード数と収益の変化についても分析されている。2022年の世界のモバイルゲームダウンロード数は、2021年と同程度の554億回だったが、それでも2019年のダウンロード数を31%上回っている数値に。本年以降は再び増加基調に転じ、2027年には760億回を超えると予測している。

レポートでは、2022年にはサッカーワールドカップが開催されたことでが起因し、『FIFA Soccer』や『FIFA MOBILE』などのモバイルスポーツゲームのダウンロード数が14%増加したことも報告されている。ハイパーカジュアル、パズル、アーケードなどのモバイルカジュアルゲームについてもダウンロード数は本年以降再び増加すると予測している。

また、RPG、ストラテジー、アクション、シューティングなどのモバイルミッドコアゲームのアプリ内課金収益は2022年に初めて11%減少し、463億ドルに。こちらも本年以降増加に転じるとのの予測をしている。無料で入手できるレポート本誌では、RPGゲームに関する市場予測や中国・韓国における市場の立ち位置の予測がなされているのでぜひチェックしていただきたい。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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