VTuberファンの3割以上が関連動画を視聴、あの2大事務所が圧倒的な人気―大企業参入で勢力図が塗り替わる可能性も=矢野経済


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バーチャルYouTuberファンのおよそ3割が週に3時間以上「VTuber関連動画」を視聴していることが矢野経済研究所の発表した市場調査データによって分かった。

内訳として、「1時間未満」が34.1%、「1~3時間未満」が26.9%、「3~7時間未満」が14.9%、「7時間以上」が15.1%となり、週に20時間から30時間以上も視聴しているとの回答も一定数見られた。(なお、本調査における「VTuber関連動画」の定義はライブ配信、アーカイブ、切り抜き・編集動画等としている)

また、VTuberファンは「にじさんじ」と「ホロライブ」のVTuber事務所を最も認知しておりその認知率はそれぞれ89.6%と86.9%だったことからも「にじさんじ」と「ホロライブ」のVTuber事務所はVTuberファンの間で圧倒的な人気を誇っているといえる。次いで人気の高いVTuber事務所は「Kizuna AI」(58.4%)、「ぶいすぽっ!」(54.0%)、「あおぎり高校」(51.3%)となった。

矢野経済は本データの発表に際し、「VTuber事務所の勢力図は大企業の参入などにより今後変化すると考えられる。2021年7月に活動を開始した「VEE」はソニー・ミュージックエンタテインメントの傘下にあり、大手エンターテイメント企業のVTuber市場参入の一例である。「VEE」は比較的新しいVTuber事務所ではあるものの21.0%のVTuberファンに認知されており、VTuber事務所の勢力図の上位に位置すると考えられる。資本力の強い大企業が今後もVTuber事務所を立ち上げる可能性が高く、VTuber事務所のランキングは大きく変動する可能性がある。」という旨の見解を示している。

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※調査要綱
1.調査期間: 2022年12月
2.調査対象: 「VTuberに興味がある」と回答した日本国内に居住する15~39歳の男女894名
3.調査方法: インターネットモニターを対象とした消費者アンケート調査

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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