GREEのスマホ向けメタバース「REALITY」海外で急成長:売上2倍、1000万DL突破
ソーシャルゲームの開発などを手掛けるグリー株式会社は8日、同社の2023年6月期第2四半期決算を公表。グループでの四半期連結での売上高は前年比横ばいの331億円、営業利益は18.7%減の33億円となった。
ゲーム・アニメ領域のアプリゲームが堅調に推移した一方で、投資セグメントにおいて、出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少したことが減益の要因として挙げられる。
同社は近年特にバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の育成に力を入れており、全世界で累計1000万DLを突破。利用者の多くは海外ユーザーだといい、海外売上が2022年6月と比較して約2倍に伸長した。(決算資料群より引用)
同サービスでは生放送イベントを実施するなど、成長市場である海外ユーザー向けの施策を展開している一方で、日本国内での知名度向上として1月27日からTVCMの放送も開始。国内成長も視野に入れていることがうかがえる。
また、Keyによる最新スマートフォンアプリ「ヘブンバーンズレッド」のIP育成・強化も重点を置いていると決算資料にて説明。本年上半期には韓国語版・繁体中国語版のリリースも控えており現地での積極的なPRも伺えた。