任天堂、Switch関連業績を発表:「ポケモンSV」2,000万本&「スプラ3」1,000万本突破
任天堂株式会社は7日、同社の2023年3月期第3四半期決算を公表。決算資料内にて、昨年4月~12月の期間に「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が2,061万本、「スプラトゥーン3」が1,013万本、「Nintendo Switch Sports」が861万本の販売本数をそれぞれ記録したことが分かった。
なかでも昨年11月18日に発売した『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は当社ゲーム専用機向けソフトウェアとして1,820万本という過去最高の初動販売を記録する好調なスタートを飾ったことで話題を呼んだ。
そのほか、前期以前に発売したタイトルのうち「マリオカート8 デラックス」が666万本、「星のカービィ ディスカバリー」が347万本の販売を当期中に記録。これらの結果、当期のミリオンセラータイトルは27タイトル(他社パブリッシャー含む)に。ソフトウェア全体の総販売本数は前年同期比4.0%減の17,211万本となった。
また、ハードウェアについては、半導体部品等の供給不足や需要などが影響し、「Nintendo Switch」の販売台数は前年同期比21.3%減の1,491万台となった一方で「Nintendo Switch(有機ELモデル)」は92%増の769万台を計上した。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスにおいは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトが好調に推
移したほか、Nintendo Switch Onlineによる売上が増加したことなどにより、デジタル売上高は3,100億円(前年同期比21.5%増)となった。その他モバイル・IP関連収入等については課金収入減少などが起因し減収。これらの状況により、売上高は1兆2,951億円(うち、海外売上高9,888億円、海外売上高比率76.4%)、営業利益は4,105億円となった。
また、同社は決算資料内にて2月のUniversal Studios Hollywoodでの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のオープンや4月の劇場版『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開などを「任天堂IPに触れる人口の拡大の取り組み事例」として挙げていた。
※記事中画像・各種数値は決算資料群より引用