2022年Q4の世界スマートフォン出荷シェアにてAppleがサムスンを抜き首位奪還:スマホ市場は今年も厳しい1年に?


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調査会社のCanalysは19日、2022年第4四半期におけるスマートフォン出荷台数に関する調査結果を公表。iPhoneなどを手掛けるAppleが当期に首位を奪還し、四半期ベースで過去最高の市場シェア25%を達成したことが明らかとなった。一方でサムスンは首位陥落となったものの、2022年通期ではシェア20%を獲得し首位をキープした。

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TOP5にはApple、サムスンに引き続きXiaomi、OPPO、vivoが続く形となっている。また、通年での出荷台数は前年比11%減少の12億台だったという。

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Canalysisは2022年について「過去10年間で最悪の年間および第4四半期の実績となった」と評価しており、同社のリサーチアナリストであるLe Xuan Chiewは「ベンダーは新しい市場の現実に適応するためにコスト削減を進めている。」との見解を見せた。

2023年のスマートフォン市場の動向について同社は「引き続きスマートフォンベンダーは厳しいマクロ経済環境の中で苦戦を強いられる」と想定している一方で、「下半期は一部の地域で成長が見込まれ、特に東南アジアでは景気の回復が期待されるほか、中国での観光業の復活が企業活動の原動力となる」と続けた。