バンダイナムコ、売上予想を500億円上方修正 ガンダムに“手応え”言及「万博出展で相乗効果」
バンダイナムコホールディングスは6日、今年度(2026年3月期)の通期連結業績予想の上方修正を発表。売上高は前回予想比500億円増の1兆2500億円、営業利益は同200億円増の1650億円、当期純利益は同200億円増の1200億円にそれぞれ引き上げる。
営業利益の増加率は13.8%、当期純利益は20.0%となる。同日に公表された中間期の業績は、8月5日に公表した予想数値を上回る結果となったことを受けて、今回通期予想の修正に至った。

同社の中間期決算によると、売上高は5.3%増の6,438億円、営業利益は7.2%減の1,054億円と、増収減益となった。事業面では大型ゲームタイトルの反動などによりデジタル事業と映像音楽事業は業績に影響した一方、引き続きトイホビー事業の収益が伸長する。アミューズメント事業も安定的に推移した。
また、IP展開においては、特にガンダムシリーズに手応えがあったと言及。新たな試みとして、スタジオカラー共同制作アニメ作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の放送、大阪・関西万博における「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の出展等を行ったことで「話題の盛り上がりと商品・サービスの相乗効果により拡大をはかることができた」としている。