スマホゲーム『NIKKE』2ヶ月で収益1.7億ドルの大躍進:イベントなどで積極的にPR


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昨年11月4日にリリースされたスマートフォン向けRPG『勝利の女神:NIKKE』がリリースから12月31日までのたった2ヶ月弱で1.7億ドル(≒220億円)以上の世界収益を記録していることが調査会社・SensorTowerの発表したレポートにて明らかになった。

『勝利の女神:NIKKE』とは中国・テンセントゲームズのグローバルブランド「Level Infinite」が”背中で魅せるガンガールRPG”と銘打ち、ゲーム開発会社SHIFT UPと共同で開発しているスマートフォン向けゲーム。

昨年11月4日の正式リリース直後からApp Storeの無料ゲーム&セールスランキングやGoogle Playの無料ゲームランキングにて1位を獲得するなど好調な初動を見せ、1ヶ月後も日別収益140万ドル以上をキープしており勢いが衰えることなく2023年を迎えた。

別の調査会社であるゲームエイジ総研が昨年末に発表した「2022年新作アプリMAU(マンスリーアクティブユーザー)ランキング」においても『勝利の女神:NIKKE』が117万人で1位にランクインしている。今回発表されデータによると、市場別の収益シェアは日本が55%で最も割合として大きいとのこと。

そんな『NIKKE』が大躍進を遂げているのは、「事前・事後プロモーション展開」「こまめなアップデートと新キャラ実装」「豊富なメタ機能」の3つの要素が起因するとSensorTowerは分析している。

続編でもIPゲームでもないオリジナルタイトルである『NIKKE』が好評を得ている裏側には積極的なプロモーション展開があるという。リリース前の事前プロモーションでは、昨年夏の「コミックマーケット100」での大型広告や「東京ゲームショウ2022」での試遊といった施策を実施。リリース直前には「池袋ハロウィンコスプレフェス2022」へのブース出展や、首都圏での大規模広告なども行っていた。

リリース後も主人公ラビの等身大フィギュアの展示や、「コミックマーケット101」でのブース出展と献血イベントの協力など、話題が途切れないように次々とプロモーションを展開している。これらの継続的なプロモーションへの投資は巨大資本が故の成果と言えるだろう。

先日のコミケでも長い待機列が形成されていた(編集部撮影)

また、『NIKKE』はほかのゲームに比べて「キャラクターコレクション」「レベル」といったメタ機能が多いという特徴があるといい、こちらも収益獲得に貢献したのではないかとSensorTowerは分析した。

これらの施策の成果として日本のApp Store Top Grossingランキングでは54日間連続でTop10圏内をキープするなどゲーマーからの支持を得ている。また、継続的なアップデートをすることでユーザーを飽きさせない工夫も見られ、リリース以降暫く経っても度々1位にランクインするなどこれからのさらなる活躍も想像に易い。

情報提供:SensorTower

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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