鉄道×位置情報ゲームの定番「駅メモ」まだまだ現役 運営元は売上高で過去最高更新
位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」を運営する株式会社モバイルファクトリーは24日、2025年12月期第3四半期決算を発表。売上高は前年同四半期比5.4%増の24億7818万円となり、3Q時点での売上高は過去最高を更新した。
営業利益は同15.1%増の8億1108万円となり、2019年以来の8億円超えとなった。業績を牽引したのは主力のモバイルゲーム事業で、特に「駅メモ!」シリーズにおいて、他社IPとのコラボレーション施策として実施したレイドイベント等が好調に推移したことが貢献したという。
ユーザーの移動を促進するイベント施策に注力したことで、関連する移動系アイテムの販売が堅調に推移し、業績の向上に寄与した。サービス開始の2014年から長期間が経過した「駅メモ!」だが、なお収益力を維持しており、同事業の売上高は22億8571万円で前年同期比7.2%増となった。
同サービスでは、新たな収益機会の創出として「プレミアムでんこ」の販売を開始した。本施策について同社は「ユーザーの皆様に新たな収集や楽しみ方を提供し、サービスをより長期的にお楽しみいただくことを目的」としており、サービス価値の向上に努めるとしている。
一方、コンテンツ事業では自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少しており、売上高は1億9247万円で前年同四半期比11.5%減と軟調に推移した。連結業績予想については、期首の予想から変更はない。

