ゲーマーの4割が”ポケモン”シリーズをプレイし、うち半数が「赤・緑」=調査会社


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新作ゲーム「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が発売後3日間で1,000万本という驚異的な売上を見せ、大きな話題を呼んだ。

遡ると1996年2月の「ポケットモンスター赤・緑」の発売以降、ポケモンシリーズはゲームを取り巻く環境を牽引しつつ、”アニポケ”や映画化などメディアミックスで展開しゲームを知らない層にも浸透している。今回はそんな日本を代表するゲーム”ポケモン”に関する調査結果をゲーム業界に特化したマーケティングリサーチを行うゲームエイジ総研が発表したので紹介する。

約4割のゲーマーがポケモンをプレイ、半数が「赤・緑」

今回公表された調査結果ではまず、ポケモン関連のゲームをプレイしたことがあるかのアンケート(サンプル数:2604)が提示されていた。「何らかのポケモン関連ゲームのプレイ経験があるか?」という設問に対し、ゲーマーの約4割が「ある」と回答したという。

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「ある」と回答したゲーマーのタイトル内訳としては、1996年に最初に発売されたゲームボーイ版『赤・緑』が最も多く48.7%。ついで12位が999年発売のゲームボーイカラー版『金・銀』が37.1%、3位が2006年発売のニンテンドーDS版『ダイヤモンド・パール』が28.0%という結果になった。

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任天堂公式サイトより

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最も多かった「赤・緑」は発売当時は主題歌やグッズ類も人気で、菓子類や衣料品も発売され、社会現象になるほどポケモンIPが流行していた背景も大きく影響しているとの見方がある。2010年代には3DSにて過去タイトルが遊べるバーチャルコンソール版も発売されており、今の若い人も遊んだことがある人は多いのかもしれない。

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”ゲームボーイ世代”が最多

また、ゲームハード世代別の内訳が示されており、「ゲームボーイ世代」でのプレイが75.1%と最も多く、「DS世代」がついで2位の53.1%という結果になった。DSでは9タイトルが投入されていたが、平均して2.8タイトルがプレイされていたこととなる。

年代別内訳では10代と20代は「DS」でのプレイが約8割を占め、30代以上では「ゲームボーイ」でのプレイが多いというゲームハードの変遷に概ね沿っていることがわかる。

中間に当たる20代は「DS世代」が最も多いものの、「ゲームボーイ世代」の割合も高いことから、ハードの過渡期にプレイしたユーザー層であることがわかった。また、30代以降の40代・50代は、DSやSwitchでもプレイが目立ち、自身の子供がポケモンゲームをプレイしていることが影響しているのではないかと調査会社は推察している。

【ポケモンプレイ状況調査】
調査元・データ引用元:株式会社ゲームエイジ総研
調査対象:全国15~59歳男女のうち、何らかのゲームをプレイしている人
サンプル数:2,604
調査時期:2022年12月
調査手法:インターネット調査