Xの「アカウント所在地」表示は国or地域を選べる プライバシー配慮し日本でも「アジア」表記可能


Xの「アカウント所在地」表示は国or地域を選べる プライバシー配慮し日本でも「アジア」表記可能

ソーシャルメディアのXでは直近より、各ユーザーのプロフィールに「アカウントの所在地(Account based)」の表示を導入し始めたが、この表示を「地域」に変更する機能が用意されている。

新たに登場したアカウント情報機能ではユーザーが「いつ登録したか」「アカウント所在地」「認証済みの日時」「ユーザー名の変更回数」「アプリの取得経路」といった情報を第三者から誰でも見られるようになる。

たとえば日本から発信している場合、アカウント所在地は「Japan」接続元に「Web」「Japan App Store」などが表示されるようになる。

一方、この機能には画面右上に設定が用意されており、表示される所在地を国単位か地域・大陸単位のどちらかに切り替えられることが可能になっている。デフォルトでは国になっているが、地域を設定することで「Japan」ではなく「East Asia & Pacific」と表示されるようになる。

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今回の機能はユーザーがどの国または地域を拠点としているかを可視化し、アカウントの信頼性に関する透明性を高める狙いがある。一方、この表示はIPアドレスの集計データなどから推定していることからやや正確性に欠ける側面も指摘されている。

たとえば企業アカウントが米国のサーバーを経由して運用されている場合、例え日本で運営されていたとしたも「アメリカ」表記になる。また、VPNで接続している可能性がある場合は「国または地域は正確でない可能性があります」とも表示されるが、こちらも「VPNを使っていないのに表示される」といった報告も挙がっている。

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著者 テクノロジー/ゲーム担当
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