Xが「アカウント所在地」表示始める NHKはなぜか“日本じゃない”と話題、VPN利用者には注意表記も
ソーシャルメディアのX(旧Twitter)は22日ごろより、各ユーザーのプロフィールに「アカウントの所在地(Account based in ○○)」の表示を導入し始めた。
新機能「アカウントについて」はユーザーが「いつ登録したか」「どこから発信しているか(所在地)」「いつから認証済みか」「ユーザー名の変更回数」「アプリの取得経路(App Store/Google Play)」といった情報を提示するもの。
このベージはユーザーでもプロフィール欄からアクセスすることができ、例えば日本から発信している場合は所在地に「Japan」接続元に「Web」「Japan App Store」などが表示されるようになる。(※URL: x.com/〇〇/about )
また、VPNなどを使って発信元を変更している可能性があるアカウントについては、「国または地域は正確でない可能性があります」と表示され、利用者が相手アカウントの信頼性を判断する材料となる。

X上では早速自身や他人のアカウントの所在地を調べるユーザーが相次いでおり、様々なアカウントの発信元も話題に。そしてとりわけ話題になっているのが、NHK系アカウントの「Account based in United States(米国)」という表記だ。
NHKのニュースアカウント、広報アカウントなどが上の表記となっており、これを紹介したユーザーの間では「なぜ米国なのか」といった疑問が挙がっていた。基本的に日本国内の情報を取り扱っているため、アカウントの発信が海外とは考えづらく、一部からはシステム面の都合が影響している可能性が指摘されている。

多数のフォロワーを抱え、企業が運営するような大規模アカウントは専用の外部運用ツールを使用することも多く、そのサービスがアメリカ国内のサーバーで処理している場合、たとえ企業が日本で管理していたとしても、こうした表記になりうる。
Xも「最近の旅行や一時的な転居の影響を受ける可能性があります。このデータは正確ではない場合があり、定期的に変更される可能性があります。」と説明している通り、リアルタイムなユーザーの居場所を公開していない点には注意しておきたい。
ちなみに、イーロン・マスク氏の場合、オーナー特権なのか、アカウント情報の認証日時は「紀元前3000年から」になるというジョークも用意されている。
