アニプレ傘下のアニメ制作会社、ソニーGの支援で新卒人材確保へ 新作画スタジオを新設


アニプレ傘下のアニメ制作会社、ソニーGの支援で新卒人材確保へ 新作画スタジオを新設
アニプレックス(https://www.aniplex.co.jp)

アニプレックスの子会社であるアニメ制作スタジオ・CloverWorksとA-1 Picturesは4日、新たな作画スタジオ「FLINT BASE」を開所すると発表した。ソニーグループのバックアップのもと、アニメーター育成における業界課題の解決を目指す。

産業拡大により今後多くのアニメーターの力ぁ必要とされるなかで、両社はこれまで、積極的な新卒採用により社員アニメーターの育成に取り組んできたと説明。一方で育成のための採用人数には限りがあり、結果として間口が狭くなることが課題だと共有した。

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そこでFLINT BASEはこの課題に対応するため、アニメーターを目指す多くの学生の入口となる場所として設立される。同スタジオでは「アニメーターというキャリアへ道筋をつけて、チャンスをつかんで羽ばたける、夢とパワーのある場所を目指す」としており、財務が安定したソニーグループの強みを活かす試みとみられる。

設立にあわせて、2026年新卒採用の募集も開始された。契約期間は原則2年で、入社後はまず研修にてアニメの基礎を学び、指導者のもと動画のスキルを習得する。その後実務経験を積みながら、原画スタッフをはじめとしたアニメーターとして成長することを目標とする。

初任給は月給21万5800円で、完全週休2日制、年間所定休日数は130日。通勤補助なども用意されている。採用予定人数は10名以上で、雇用形態はCloverWorksの有期契約社員となる。詳細はスタジオ公式サイトを参照。

著者 経済/社会担当
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