東宝、ワーナー・ブラザース作品の日本配給で合意…26年から 東宝単独でも興行好調で史上最高

東宝株式会社は18日、連結子会社の東宝東和が米国ワーナー・ブラザース・モーション・ピクチャー・グループとワーナー・ブラザース作品の日本国内における劇場配給について合意したと発表した。
本合意に基づき、東宝東和の子会社である東和ピクチャーズを通じて2026年より国内配給を開始する。最初の配給作品はエメラルド・フェネル監督の「嵐が丘」を予定している。
業務体制については、宣伝業務を東和ピクチャーズが営業業務を東宝本体がそれぞれ東宝東和より受託する予定となっている。
東宝の配給部門をめぐっては今月9日、1月から8月までのグループ累計興行収入が1,129億円となり、年末を待たずして歴代最高の年間興行収入を樹立したことを明らかにしていた。
今年は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」「名探偵コナン 隻眼の残像」「国宝」などヒット作が続いており、8カ月間での1,000億円突破は史上最速の記録となった。内訳は東宝が981億1,300万円、東宝東和・東和ピクチャーズが147億8,700万円となっており、さらなる伸長も見込まれる。