「鬼滅」「国宝」東宝が快進撃 史上最速で年間興収記録を更新、8カ月で1129億円を達成


「鬼滅」「国宝」東宝が快進撃 史上最速で年間興収記録を更新、8カ月で1129億円を達成
東宝(https://www.toho.co.jp/company)より

東宝は9日、2025年1月から8月までのグループ累計興行収入が1,129億円となり、歴代最高の年間興行収入を樹立したと発表した。8カ月間での1,000億円突破は史上最速の記録となった。

数値は映画営業部と東宝東和の合算によるもので、内訳は東宝が981億1,300万円、東宝東和・東和ピクチャーズが147億8,700万円。同社が中期経営計画で掲げる「グループ年間興収1,000億円超を恒常的に目指す」との目標を、2023年の1,055億円、2024年の1,005億円に続き3年連続で達成した。

単月成績でも記録を更新し、映画営業部配給作品における8月の興行成績は270億5,900万円で単月記録の歴代最高となり、これまでの記録は2025年7月の225億1,200万円を塗り替えた。

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東宝はアニメ映画として「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」や「名探偵コナン 隻眼の残像」などを、実写映画として「国宝」などをそれぞれ配給し、注目作が相次いでいた。

グループの興行部門の8月成績も105億8,300万円を記録し、2019年8月の101億900万円を上回って単月記録の歴代最高を更新した。

著者 経済/社会担当
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