バンダイ、生成AIによる商標入りフィギュア画像投稿に警鐘 「弊社商品ではございません」

玩具・ホビー大手のバンダイとBANDAI SPIRITSは16日、生成AIによって作成されたフィギュア風の画像に、自社の登録商標であるコーポレートシンボルやブランドロゴなどが記載されている事例を確認したとして、注意を呼びかける声明を発表した。

発表によれば、これらの画像は同社の商品ではないにもかかわらず、ソーシャルメディア等で「弊社商品と誤解を与える」形で投稿されているとしたうえで、閲覧者からの問い合わせも寄せられていると共有した。

この問題は、生成AIを使って任意の画像を「フィギュア風」に加工した投稿が、直近よりSNS上で散見されるようになってきたことと関連する。投稿された画像や報告によると、ユーザーが特段の指定をしない場合でも生成AI側がバンダイのような著名企業のマークやブランド表記を含める事例が存在し、拡散されたことで今回の注意喚起の契機となった。

バンダイ側は、こうした生成画像やその投稿が、商標権および著作権の観点から法的な問題を含む可能性があるとし「生成画像について弊社商品と誤解を与えるような投稿はお控えください」とコメント。同社商品であるかどうかを判断する際には、公式サイトを確認するよう求めている。