前澤氏「我慢の限界」カブアンド、誹謗中傷に対し法的対応へ 顧客侮辱の投稿で運営に影響
実業家の前澤友作氏が10月31日、自身のX上で、新サービス「カブアンド」とその利用者への誹謗中傷に対して法的措置を進めると表明した。
前澤氏は「我慢の限界です」と述べ、「今までは堪えてきましたが、実害が出ている以上、もう見過ごせません。お客様や株主はビジョンを共有する大切な仲間。その仲間を『情弱』だの『信者』だの侮辱する行為は断じて許しません。粛々と法的手続きを進めます」と言及した。
我慢の限界です。今までは堪えてきましたが、実害が出ている以上、もう見過ごせません。お客様や株主はビジョンを共有する大切な仲間。その仲間を「情弱」だの「信者」だの侮辱する行為は断じて許しません。粛々と法的手続きを進めます。 https://t.co/iJLIwZJa0D
— 前澤友作 (@yousuck2020) October 31, 2025
カブアンドは、前澤氏が代表を務めるカブアンドピースが11月20日に開始したサービスで、電気やガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税を提供し、各サービスの利用料金に応じて株引換券を付与する仕組みとなっている。サービス開始後、SNSを中心に大きな話題を呼んだが、一部から批判的な意見も上がっていた。
運営元であるカブ&ピース社の公式サイトでは「当社および当社の顧客・株主・事業を、『情弱』『養分』『信者』『信者ビジネス』『情弱ビジネス』などと揶揄・誹謗する投稿が散見されており、その影響により、実際に当社サービスの利用を控えるお客様も発生しています」と説明。その上で「これらの表現は、文脈によっては名誉毀損・侮辱・信用毀損・業務妨害など、複数の犯罪行為に該当する可能性があり、当社の信用と、株主・顧客の尊厳を著しく損なうもの」との認識を示し、発信者・拡散者に対し厳正な措置を取ると表明している。

あわせて、同社は「誹謗中傷等の投稿に関する通報窓口」を開設。投稿者への直接的な指摘は控えつつ、通報を促している。
前澤氏はサービスをローンチした昨年10月にも同様に侮辱的な投稿に対して法的措置を検討すると警告していた。一方で、同年には「正当な批判はウェルカムです。むしろ、始まったばかりの我々には貴重なご意見になり得ます」「批判的なご意見をお持ちの方で、僕と直接議論していただける方がいらっしゃれば、X上でも構いませんので公開討論させていただけませんか」として、度々Xで批判意見を取り上げていた。