高校生の6割が「AI活用」最多用途はやはり「宿題の答え調べ」圧倒的にChatGPTが使われている


高校生の6割が「AI活用」最多用途はやはり「宿題の答え調べ」圧倒的にChatGPTが使われている
Image by Nahrizul Kadri

モバイル分野の調査分析を行うMMD研究所は、全国の高校生を対象としたスマホとAIの利用実態調査を実施。報告によると、直近1年以内にスマートフォンで生成AIサービスを利用した経験がある高校生は60.2%に上った。

利用サービスでは「ChatGPT」が81.9%で圧倒的な支持を集め、「Gemini」の28.3%、「Grok」の14.8%が続いた。利用頻度については、「ほぼ毎日」が18.0%、「週に2回から3回程度」が22.7%、「週に1回程度」が21.1%となり、合計61.7%の高校生が週1回以上の頻度でAIサービスを利用していることが判明した。

0826-eaf8bzis0826-0siy8qaa

特に注目されるのは、AI利用による変化を実感している高校生の割合の高さ。スマートフォンやパソコンで生成AIサービスを利用した経験がある1,540人のうち、84.0%が「変化したことがある」と回答したという。

具体的な変化内容では、「課題や宿題への取り組みがスムーズになった」が32.7%で最多となり、「問題を一人で抱え込まず、気軽に相談するようになった」が27.6%、「分からないことを調べるとき、まず生成AIサービスに聞くようになった」が24.2%で続いた。

AI利用の目的については、「宿題や課題の答えを調べるため」が34.2%で最も多く、「趣味や遊びとして、生成AIと会話を楽しむため」が32.9%、「課題やテストの解説を受けるため」が29.3%となった。学習支援としての活用が上位を占める一方で、エンターテインメント用途での利用も高い割合を示している。

外出時における各種サービス利用時の繋がりやすさでは、勉強・学習アプリ、AI、音楽アプリなどのサービスカテゴリにおいて、ソフトバンクが繋がりやすさと満足度の両面でトップを記録した。

著者 経済/社会担当
オタクの“今”を届ける新・総合メディアより、アニメ・ゲーム等関連企業の動向やコンテンツ産業の動きを紹介します。エンタメと経済、双方の視点で迅速に、わかりやすく、独自の切り口でお届けいたします。