スマホゲーム、収益成長量で「ポケポケ」超えた新作は 人気上昇の“広告でよく見る”ゲーム

モバイルアプリ分野の分析を行う調査会社Sensor Towerが取りまとめた最新報告によると、モバイル4Xストラテジーゲーム『ラストウォー:サバイバル』が日本市場での好調ぶりが鮮明になっているという。
2023年8月に日本で正式リリースされた同作は、ゾンビに支配された世界で生き残るために戦う4Xストラテジーゲームで、開発はFUNFLY。2023年8月から2025年6月までに世界累計1.2億以上のダウンロードを記録していた。
積極的なプロモーションが行われていたことから、広告などで一度は見た方も多いはず。
そんな同作だが、国内のモバイルゲーム収益成長量でトップの座を獲得し、収益面でもトップ市場のアメリカと同様の上昇基調を維持している。特に2023年8月からの成長量においては昨年秋にリリースされ大ヒットを記録した『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』をも上回る水準になっている。
市場別の収益構成ではアメリカがトップ、韓国が2位、日本が3位となっており、上位3市場で収益全体の70パーセント近くを占めている。しかし四半期別の収益推移を見ると、2024年秋季を境に日本が韓国を上回る結果となった。
月間アクティブユーザー数(MAU)の面でも日本は高水準を維持している。リリースから半年ほどは韓国に及ばなかったものの、2024年4月頃から上昇気流に乗り、韓国のMAUを上回る状況が続いている。
ユーザー層の分析では、男女比は概ね男性7.5対女性2.5の割合で、年齢層別では35歳から44歳の層が最多となっており、韓国と日本では40パーセントを占めている。
日本の新作モバイルゲームは通常、リリース時に収益やMAUが急上昇した後、緩やかに下降する傾向が多い中、同作はリリースから半年以降に成長を見せた珍しい事例になっているという。