恋愛対象としてアリ?ゲーム通じた出会い、約5割が「人間関係築けた」不安も多く コロプラ調査


恋愛対象としてアリ?ゲーム通じた出会い、約5割が「人間関係築けた」不安も多く コロプラ調査
Image by Florian Olivo via Unsplash.com

モバイルゲーム大手のコロプラとSkyfallは「ゲーム×恋愛・結婚」に関する意識調査の結果を公表。ゲームを普段する1,084名を対象とした調査では、約5割がゲームを通じて新たな人間関係が生まれたと回答し、わずかながら「ゲーム婚」に発展した事例も存在した。

調査結果によると、回答者の49.5%が「ゲームを通じて新たな人間関係が生まれた」と答え、32.1%が「ゲーム内のつながりがリアルな人間関係として定着した」と回答した。さらに18.1%が「ゲーム内で出会った人を恋愛対象としてありだと思う」と答えており、特にPCゲームユーザーでこの傾向が顕著に現れた。

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“ゲーム婚”の事例も

実際にゲームをきっかけとした恋愛関係に発展したケースも確認された。交際に至った人は2.9%、結婚に至った人は0.7%という結果となり、具体的なエピソードも多数寄せられた。「一緒に切磋琢磨してランクを上げることでお互いの仲が深まった」(20代男性)や、「複数人のグループでゲームで遊んでおり、オフラインで複数人で遊ぶことも多かった。その中の1人と交際し結婚した」(30代女性)体験談が報告されている。

なかでも、PCゲームプレイヤーは男女ともに「マッチングアプリ」や「結婚相談所・見合い」よりも「ゲーム内で出会った人」を恋愛対象として意識する人が多いという結果も。調査元は従来の出会い方法を上回る効果を示すものとして注目されると講評している。

一方で、ゲーム内で知り合った相手とのつながりに不安を感じる人も多く、55.5%から84.9%が何らかの不安を感じていると回答した。

不安の理由として、オンライン上では「やりとりでトラブルがあるかもしれないから」、オフラインでは「個人情報を伝えることに抵抗があるから」がそれぞれ最も多く挙げられた。実際に「ゲーム内トラブルで疎遠になった」というネガティブな意見も自由回答で得られており、ゲームを通じた出会いには一定のリスクも伴うことが示されている。

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オンライン上で出会った人と実際に会ったことがある人は8.3%にのぼり、平均で約7回、約7人と会っていることも明らかに。

交際・結婚に至ったという具体的なエピソード

くわしい体験談としては下記なような意見が上がった。

・一緒に切磋琢磨してランクを上げることでお互いの仲が深まった。(20代男性)
・複数人のグループでゲームで遊んでおり、オフラインで複数人で遊ぶことも多かった。その中の1人と交際し結婚した。(30代女性)
・ゲームで知り合って、通話するようになって付き合ってから2人であって、公式で付き合うようになり、結婚にいたった(30代女性)
・ゲームをしている時は苦手だった相手が実際会ってみるととても素敵な人で結果ゲームで知り合ってお付き合い、同棲するまでになった。(20代女性)
・ゲーム内では友人としか思っていなかったが、通話した際に声が好きだなと意識がやや変わった。(40代女性)
・ゲームで交際したが現実とは違うものだった( 30代男性)
・気が合うから実際に会うと、もっと仲良くなって交際に繋がった。(20代女性)
・ゲームソフトを貸したことがきっかけで仲良くなり結婚した(30代男性)

著者 編集部 経済・社会担当
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