中国シャオミ、国内無線イヤホン市場で“825%”驚異的な成長 SONYにも迫る勢いで展開

中国の家電・テクノロジー大手のシャオミが、日本のTWS(完全ワイヤレスイヤホン)市場において、記録的な成長を遂げていると、社内のブランドマネージャーが自身のSNSで伝えた。
担当者のLeo Hefeng氏が自身のXで共有したところによると、2025年第1四半期(1月〜3月)における、日本国内のTWS市場で前年比「825%」伸ばして4%となり、シェア第4位につけた。これは調査会社Canalysによる最新のレポートによるもので、販売出荷台数ベースのものとなる。
投稿によると、市場全体では「AirPods」を有するAppleが依然として30%のシェアを維持して首位を堅持している一方、年率では5%のマイナス成長とやや陰りが見える。以降にはSony(6%)やAnker(5%)といった日本国内で人気のブランドも安定した成長を見せているが、シャオミの急伸はその成長率で際立っている。
シャオミは日本参入当時よりスマートフォンをメインに展開していたものの、近年はスマートウォッチなどのウェアラブル端末からロボット掃除機といった家電まで幅広く展開し、常設の実店舗を構えるほどに成長している。
イヤホンにおいても例外でなく、急成長の背景には、高いコストパフォーマンスと幅広い価格帯をカバーする製品ラインナップがあると見られる。現在、1000円台で買える最廉価モデルと、5000円台のエントリーモデル、1万円前後のミドルレンジモデルから2.5万円超のハイエンドモデルまで取り揃え、多様なニーズをカバーしている。
このまま成長が続けば、シャオミがTWS市場において更なるシェア拡大を果たす可能性も十分あり得る。