折りたためる?ノートPC、ファーウェイから誕生 上下が全部画面、お値段約50万円

中国の通信機器大手ファーウェイは19日の新製品発表において、同社初となる折りたたみノートPC「MateBook X Fold Ultimate Design」を中国国内向けに発表した。価格は1TBモデルが23,999元(約48万円)、2TBモデルは26,999元(約54万円)に設定されている。
そもそもノートパソコンは折りたたむ構造なので「折りたたみノートPC」はそのままでは理解しがたいが、簡単に言うと「全部画面なのに折りたためるパソコン」。いわゆる「デカい折りたたみスマホ」のようなものだ。
最大の特徴であるディスプレイについては完全に展開した状態で18インチとなり、解像度は3.3K。折りたたみ時には13インチとなる。キーボード部分も画面にすることで画面領域を広くしつつ、携帯性も兼ね備えるものになる。
画面下部にはカーボンファイバー層を配置し、耐久性と耐衝撃性を向上。本体重量は1.16kg、展開時の厚さは7.3mmとなっている。ヒンジについても、0度から150度までの画面固定に対応しているとし、様々な作業スタイルに適用可能とみられる。
もちろん通常のノートPCと同様にキーボード操作での入力も可能で、外付け式により対応している。また、MateBook X FoldはHuawei製PCとして初めて自社開発OS「HarmonyOS」を搭載。独自のエコシステムでスマートフォン、タブレットまで柔軟に連携する。
なお、「折りたたみノートPC」というモノ自体はすでに存在しており、ASUSが「Zenbook 17 Fold OLED」として商用化している。こちらもファーウェイと同様「デスクトップPCモード」や「タブレットモード」、読書やネットサーフィンにも最適な「リーダーモード」、2画面使用できる「拡張モード」など多様な使い道が提案されていた。
本体外装は革製でForged Shadow Black、Sky White、Cloud Blueの3色を用意する。