UQモバイル、11月から最大220円値上げの料金改定 データ増量も恩恵乏しいか


UQモバイル、11月から最大220円値上げの料金改定 データ増量も恩恵乏しいか

KDDIらは20日、自社のMVNO・UQモバイルにおいて、料金プランを11月1日から改定すると発表した。同社は決定に至った理由として物価高騰に伴う各種費用の上昇を挙げており、月額料金を引き上げる一方、月間データ容量を増量する。

改定対象となるのは「コミコミプラン+」「コミコミプラン」「トクトクプラン」「くりこしプランM +5G」「くりこしプランL +5G」で、月額料金を220円引き上げ、月間データ容量を2GB増量する。「ミニミニプラン」「くりこしプランS +5G」については月額料金を110円引き上げ、月間データ容量を1GB増量する。

たとえば、現在3,278円で提供されているコミコミプラン(20GB)の場合、改定後は20GBから22GBに増量され、価格も3,498円となる。プランによって「220円値上げで2GB増量」はお得になる可能性はあるものの、これまで通信制限ギリギリまで使っているユーザー以外には恩恵に乏しいとみられる。

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■主要プランでの例
コミコミプラン:3,278円(20GB)→3,498円(22GB)
コミコミプラン+:3,278円(33GB)→3,498円(35GB)
トクトクプラン:各種割引適用後2,178円(15GB)→2,398円(17GB)

なお、改定後は衛星通信を活用した「au Starlink Direct専用プラン」が通常月額1650円のところ、月額550円で利用できるようになる。なお、現在受付中の「コミコミプランバリュー」と「トクトクプラン2」は今回の改定対象外となる。

UQモバイルは今年6月にも一部プランの価格改定と新設を実施。新プラン「コミコミプランバリュー」は月額3828円で、従来の「コミコミプラン+」から550円の値上げとなる代わりに、容量増量(30GB→35GB)と月額548円相当の「Pontaパス」のセットが受けられるものになっている。 
※更新(15:54)…対照表内の表記を訂正しました

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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