狙いは自社アプリの活用?携帯キャリア各社、独自のスマートウォッチを発売 ドコモは激安6千円台

国内通信キャリア大手が直近に、オリジナルのスマートウォッチを発売している。今年4月にauが「au Smart Watch」を、追ってドコモも「スマートウォッチ01/02」をそれぞれ発表した。
auオリジナルのスマートウォッチ「au Smart Watch」は26,400円にて、KDDI直営店、au Style、auショップ、UQスポットおよびau Online Shopで販売されている。特徴として、同社は最大10日間持続するバッテリーを挙げている。
健康管理機能では、心拍数や血中酸素レベルなどのデータを手軽に測定可能で、睡眠時の心拍数や血中酸素レベルのほか、呼吸数や睡眠中の呼吸乱れ、目が覚めた回数を分析した睡眠レポートにより、睡眠改善をサポートする。運動機能では、ウォーキングや水泳など100種類以上のワークアウトに対応する。
一方、ドコモが発売したのはスクエア型のディスプレイが特徴の「スマートウォッチ01/02」。なんともシンプルすぎる名前だが、01は見やすい大型正方形サイズ、02はよりスリムな縦型サイズで、価格はauよりもかなり安い6,980円。「初めてのスマートウォッチに適した、手に取りやすい」価格設定とした。
こちらもメッセージや通知機能といったスマートフォン連携や、歩数や心拍数計測などの健康管理、消費カロリー計測などの運動管理といった一般的なスマートウォッチの機能を用意。
これら、2キャリアの新製品に共通する点として、自社アプリとの連携がある。前者のauは「auウェルネス」と連携したうえで、製品着用してワークアウトを5分以上実施し記録すると、通常の5コインに加えてさらに5コインが付与される。
プレミアム会員の場合は最大15コイン/日を獲得でき、集めたコインはコンビニの無料クーポンなどに交換・抽選参加といった「ポイ活」として活用できる。ドコモも「dヘルスケア」に連携することが可能となるなど、自社アプリの利用促進も見込まれている。