最新スマホを安く使える“2年レンタル”に黄信号?ソフトバンク、最大2.2万円の「特典利用料」を新たに設定


最新スマホを安く使える“2年レンタル”に黄信号?ソフトバンク、最大2.2万円の「特典利用料」を新たに設定

ソフトバンクが8月20日から開始する新サービス「新トクするサポート+」について、新たに設けられた「特典利用料」に対してユーザーから懸念の声が上がっている。

同社は6日、従来の「新トクするサポート」でバリュー、スタンダードなどに分かれていた三つのプログラムを一本化した新制度の導入を発表した。対象機種を48回払いで購入し、13カ月目または25カ月目以降に特典利用を申し込んで端末を返却することで残りの分割払いが免除されるという、基本的なレンタルの仕組みは同じ。

自社乗り換えでは条件付きで「特典利用料」は免除される

しかし、新制度では端末回収時に新たに「特典利用料」として最大2万2,000円の支払いが必要になるという。

より具体的に紹介すると、この新プログラムでは、最大36回分の支払いが免除される「特典A」と最大24回分が免除される「特典B」を用意している。特典Aを利用する場合は、特典利用料に加えて「早期利用料」として最大3万8,500円の支払いも求められるため、負担額はより高くなる。また、購入時から特典利用申し込み完了まで「あんしん保証パック」(最大1980円)への継続加入も条件となっている。

なお、この特典利用料は端末返却後にソフトバンクで新たに購入することで「買替え応援割」が適用され、支払う必要がなくなるという。条件は「ソフトバンクでの継続契約」と「対象機種を一括もしくは48回払いで購入」すること。

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https://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/kaikae-ouenwari/

これまでのプログラムでは端末回収のみで特典が適用されていたが、今回から追加される利用料について、一部の消費者からは「顧客の離脱防止の施策」「実質的な負担増加」との声も出ているほか、ドコモ、auなど他社キャリアが追随する可能性も指摘されている。同社は「より分かりやすく使いやすいプログラム」としているものの、新制度の詳細な説明と理解促進が今後の課題となりそうだ。

新プログラムは回線契約の有無に関わらず利用可能で、提供開始日以降に発売される指定機種が対象となる。提供開始前に発売された機種についても順次対象を拡大する予定としている。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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