動画配信サービス満足度、国内勢が躍進 U-NEXTは国産で「少し安心」との声も
オリコンが今月発表した「定額制動画配信サービスの満足度調査」によると、国内勢のU-NEXTとDMM TVが同点で総合2位に浮上し、初の総合TOP3入りを果たした。
調査は2017年から9回目の発表で、2ヶ月以上継続登録し料金を把握して利用しているユーザー8883人から回答を得た。総合1位は海外プラットフォームとして「Netflix」が3年連続7度目となるNetflixが獲得した。
Netflixは満足度77.0点を記録し、評価項目別では「アプリ・サイトの使いやすさ」「動画の見やすさ」「コンテンツの充実さ」の3項目で1位となった。特に利用者が重視する傾向が最も高い「動画の見やすさ」では79.9点を記録し、調査開始以来9年連続の1位を維持している。
一方、総合2位に浮上したU-NEXTは75.3点で、前回の総合5位から順位を大きく上げた。2020年の最高4位を上回り、初の総合TOP3入りを記録している。
同サービスは今回すべての評価項目で前回を上回る得点を獲得し、特に「コンテンツの充実さ」では75.1点でNetflixと0.7ポイント差の2位評価を得た。利用者からは「配信本数が多くて、観たいものがU-NEXTにある場合が多い」「ポイントが勝手に貯まるのでお得!」といった声が寄せられた。
さらに、国産のサービスという所が、他のものに比べて少し安心できる」といった国産サービスを評価する意見もあった。
同じく総合2位となったDMM TVは、前回の総合7位から大幅にランクアップした。プラットフォームとしては比較的新興ながらも月額550円というコスパの良さが話題になり、評価項目別でも「コストパフォーマンス」では前回に続いて2年連続の1位を獲得している。
利用者からは「アニメの本数に対して、料金の安さでコストパフォーマンスに優れている」「かなり安い上にアニメをメインに色々観られる」との評価が集まった。いずれも「Amazonプライムビデオ」などを上回る満足度となっている。


