ブシロード、1Q大幅増収増益でS高 カードゲームが力強い伸び、ライブも“上海公演満員”など好調
ブシロードは14日、2026年6月期第1四半期(7-9月期)決算を公表。売上高は137億6696万円で前年同四半期比12.2%増、営業利益は16億6841万円で同226.6%増となり、大幅な増収増益を達成した。好決算を受けて、週明け17日の同社株価は+27.8%の378円を付けストップ高となった。
柱であるトレーディングカードゲーム事業が引き続き好調に推移し、事業売上高は69億6000万円で前年同期比16億1700万円増加。海外展開の拡大により四半期として過去最高の海外売上高と売上比率を記録した。
主力タイトルの「カードファイト!! ヴァンガード」と「ヴァイスシュヴァルツ」が順調に推移したほか、7月には「ゴジラ カードゲーム」の日本語版と英語版、「hololive OFFICIAL CARD GAME」の英語版の販売を開始したことも貢献した。
また、海外売上比率は44.5%に達しており、ゴジラやホロライブの新規タイトル投入とヴァイスシュヴァルツ英語版の好調により、海外市場での存在感が一層高まった。
デジタルゲーム事業では同四半期に「D.C. Re:tune ~ダ・カーポ~ リチューン」と「HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT」の2本をリリース。9月に「ROAD59 -新時代任侠特区摩天楼モノクロ抗争」、10月に「魔法使いの嫁 盛夏の幻と夢見る旅路」を発売予定で、コンソールタイトル志向が続いている。

『バンドリ!』を中心とした同社IPを活用したライブエンタメ事業も増収を記録。今年7月には「Poppin’Party」が上海公演を実施したほか、先日10月にも同じく上海で「MyGO!!!!!×Ave Mujica 合同ライブ『わかれ道の、その先へ』」追加公演を開催。両日で3万枚超のチケットが即日完売する好調な集客実績となった。

スポーツユニットでは「スターダム」が5★STAR GP 2025等の夏の大会を実施し、前年同四半期比で動員数増加となり増収増益を達成した。

