ブシロード、営業利益が“451.6%増”で過去最高を更新 新作トレカ展開が牽引

ブシロードは14日、2025年6月期(過去1年間)連結決算を発表し、売上高561億7562万円(前年同期比21.4%増)、営業利益48億6822万円(同451.6%増)となり、いずれも過去最高を記録したことがわかった。当期純利益は34億1819万円(同324.7%増)と大幅な増益となった。
主力のエンターテイメント事業は売上高498億5145万円(前年同期比25.6%増)、セグメント利益46億9441万円(同969.8%増)と大幅な増収増益を達成した。
中核となるTCG(トレーディングカードゲーム)ユニットでは売上が過去最高を更新した。
2024年9月に「hololive OFFICIAL CARD GAME」、10月に「五等分の花嫁 カードゲーム」、2025年2月に「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」、4月に「ヴァイスシュヴァルツロゼ」を発売・展開開始した。既存タイトルも「ヴァイスシュヴァルツ」「カードファイト!! ヴァンガード」を中心として順調に推移した。
ライブエンタメユニットでは、バンドリ!プロジェクトのライブイベント・パッケージ商品が伸長し、2025年4月のMyGO!!!!!×Ave Mujica合同ライブでは「バンドリ!史上最大動員を記録」した。同ユニットの売上も過去最高を更新している。
一方、コンテンツユニットではモバイルゲーム2タイトルをクローズしたものの、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」が日本語版・簡体字版ともに順調に推移した。コンソールゲームは9タイトルをリリースしたが、全体としては「軟調」な結果となった。
なお、来期の業績予想開示では、売上高は前年同期比0.3%減、 営業利益は同7.6%減)、純利益は同21.0%減と減収を予想を出している。