SANKYO、Q1は大幅増益 パチンコ機事業は「e東京喰種」好調推移が牽引し前年比倍増


SANKYO、Q1は大幅増益 パチンコ機事業は「e東京喰種」好調推移が牽引し前年比倍増

遊技機製造・販売大手のSANKYOは、2026年3月期第1四半期(4-6月期)決算を発表。売上高551億円(前年同四半期比30.7%増)、営業利益238億円(同38.1%増)、経常利益243億円(同38.8%増)、純利益174億円(同39.5%増)と大幅な増益を達成したことを明らかにした。

パチンコ機関連事業が業績を牽引した。同事業の売上高は367億円(105.5%増)、営業利益は176億円(同117.3%増)と前年同期比で倍増以上の成長を遂げ、販売台数も7万9千台(前年同四半期は4万台)と大幅に伸長した。

新規販売タイトルとして、SANKYOブランドの「フィーバーうたわれるもの」と「eフィーバー彼女、お借りします」、Bistyブランドの「e 東京喰種」の3タイトルを投入した。特に4月に投入した人気アニメ作品「東京喰種」とのタイアップ機は、販売・稼働ともに好調に推移したと言及。7月には業界第一弾となる「ラッキートリガー3.0プラス」搭載機種「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」を販売するなどしている。

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一方、パチスロ機関連事業は売上高150億円(前年同四半期比9.5%減)、営業利益76億円(同21.0%減)と減収減益となった。販売台数は35千台と前年同期並みを維持したものの、スマートパチスロ機の普及率向上により、パーラーの購買需要がやや落ち着いている状況が影響した。新規タイトルではBistyブランドの「Lパチスロ 機動戦士ガンダムSEED」1タイトルの販売にとどまったが、長期稼働中のSANKYOブランド「パチスロ からくりサーカス」と「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」の増産対応を実施した。

©石田スイ/集英社・東京喰種製作委員会

著者 経済/社会担当
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