ソニーQ1、ゲーム分野で127%の大幅増益 為替影響の損失上回る成長、通期予想も上方修正


ソニーQ1、ゲーム分野で127%の大幅増益 為替影響の損失上回る成長、通期予想も上方修正

ソニーグループは7日、2025年度第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表。売上高は前年同期比563億円増の2兆6,216億円、営業利益は908億円増の3,400億円となり、営業利益は36%の大幅増益を記録した。

ゲーム事業は為替影響▲449億円上回る成長

主力のゲーム・ネットワークサービス分野が業績を牽引した。同分野の売上高は8%(716億円)増の9,365億円、営業利益は127%(827億円)増の1,480億円と大幅な増収増益となった。「アドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売増加」や「ネットワークサービスの増収」が寄与した。

一方、為替影響により449億円の減収要因があったものの、これを上回る成長を示した。

ゲーム&ネットワークサービス分野
ゲーム&ネットワークサービス分野

資料では、ゲーム分野では6月のプレイステーションの月間アクティブユーザー数と第1四半期の総ゲームプレイ時間がいずれも「前年比6%増」であることを明かし、「ユーザーエンゲージメントは強いモメンタムを維持」したと言及している。

同分野の通期営業利益見通しも200億円上方修正し、5,000億円とした。

0807-tfaar8ds

そのほか、音楽分野は売上高が233億円増の4,653億円、営業利益は69億円増の928億円となった。映画分野は売上高が102億円減の3,271億円となったが、営業利益は74億円増の187億円と収益性が改善した。

著者 経済/社会担当
オタクの“今”を届ける新・総合メディアより、アニメ・ゲーム等関連企業の動向やコンテンツ産業の動きを紹介します。エンタメと経済、双方の視点で迅速に、わかりやすく、独自の切り口でお届けいたします。