カプコン株が一時急落、4000円割り込む 大幅増益も『モンハン』想定下回る販売が悪材料、新作リリース発表

カプコン株式が昨日7月31日の取引で大幅続落した。終値は3876円となり、前日比9.50%の下落となった。本日1日の前場は反発を見せたが、引き続き4000円台を割り込む局面が続いている。
同社が30日に発表した2026年3月期第1四半期の連結決算は、売上高が455億200万円で前年同期比53.7%増、営業利益は245億9700万円で同90.8%増と大幅な増収増益を記録した。四半期純利益も172億3800万円と前年同期比72.8%増となった。
中核のデジタルコンテンツ事業では、5月に「カプコンファイティングコレクション 2」や「鬼武者2」を発売しシリーズファンから支持を集めたほか、Nintendo Switch 2向けタイトルや再販(リセール)が力強い伸びを見せた。
第1四半期決算は大幅な増収増益となったものの、決算反応後に急落。背景として、同日に主力タイトル『モンスターハンターワイルズ』の販売本数が想定を下回ったことが言及され、市場の懸念材料となっているようだ。
同社が4月以降の販売本数は「想定を下回った」と言及した一方で過去作「モンスターハンターライズ」は引き続き販売本数を伸ばしているとも言及。
一方、「モンスターハンター」シリーズでは昨夜配信された任天堂の発表番組にてRPG第3弾となる『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』の発売が決定し話題となった。
シリーズの世界観をベースにしたRPGの正統続編で、モンスターと絆を結び、育て、共存する「ライダー」となり、『モンスターハンター』の世界を冒険するRPGとなっており、2026年の発売を予定。3月までの展開は不明なものの、今後に好影響を与えるものとみられる。
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