廉価スマホ「Pixel 9a」日本での価格と発売日が判明 約8万円と値上げも“お求めやすさ”アピール

Googleは9日、展開を発表していた新型スマートフォン「Google Pixel 9a」の日本国内における販売価格と発売日を正式に発表した。本日よりGoogle ストアにて先行予約が開始されており、発売日は4月16日。販売価格は128GBモデルが79,900円(税込)、256GBモデルが94,900円(税込)に設定された。
Pixel 9aはすでに3月中に海外で発表されており、仕様については明らかにされていたが、日本における価格と発売時期は未発表のままとなっていた。製品品質の問題などで世界的に予約開始が遅延、先日海外で発売日が発表され、それに続く形で日本国内でも公表された形となる。
「Pixel 9a」はPixelブランドの廉価モデル「a」シリーズに属し、昨年夏シーズンに発売された「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」と同じプロセッサ「Google Tensor G4」チップを搭載する。上位機と同等の性能を発揮し、シリーズとしては初となるGemini NanoによるAI機能のサポートを備える。
カメラシステムや120Hz対応の6.3インチディスプレイ、IP68準拠の耐水防塵性能など、上位モデルに準じた性能を持ちながら、価格は抑えられていることが特徴。カラーはObsidian、Porcelain、Peonyに加え、新色のIrisも選択可能で、日本では初めて256GBモデルが展開されることも特徴となっている。
発売価格については数世代前の「a」シリーズと比較すると高騰。前世代の「Pixel 8a」が72,600円だったため、同じ7万円台ではあるが7,000円を超える幅での値上がりとなっている。Googleは「Google Pixel 9a は、お求めやすい価格の 79,900 円(税込)から、優れた価値、利便性、そして AI の役立つスマートな機能を提供します」と説明した。
また、今回もGoogleストアで購入するとストア内で利用できるクレジット還元が行われている。還元額は15,000円相当となっており、昨年に行われた同様のキャンペーンでは20,000円分だったため、やや減額されている。
販売チャネルとしてはGoogle ストアに加え、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクが予定されており、各社MNPや新規契約での値引きキャンペーンも行われる。