Google、Pixel 9aの発売を4月に延期か「部品の品質問題」との指摘　日本でも一部告知開始

Googleは現地時間の3月19日現地時間、新型スマートフォン「Pixel 9a」の発表を海外で行ったが、当初予定されていた同日からの予約受付は実施されず、発売が4月に延期されるという。日本国内での販売については明確な日時のアナウンスは行われていない。

延期の理由について、米メディアやSNSで共有されているところによると「小数のPixel 9aデバイスに影響を与える部品の品質問題を確認中」と説明しており、発売日は今後発表される見込みだ。なお、具体的にどの部品に問題があるのかは明らかにされていないが、発売前に問題を発見し、対処する判断を下した形となる。

GoogleはPixelシリーズをめぐり、これまでもハードウェア関連での問題が発生しており、本年には「Pixel 4a」においてバッテリーの持続が急速に劣化する問題が指摘されており、このケースでは部品交換や相当分の料金還元が案内されていた。今回の対応について、発売前に問題を修正することで、出荷後のトラブルを未然に防ぐ狙いがあるとみられる。なお、価格は変更なく128GBモデルが499ドル、256GBモデルが599ドル。

「Pixel 9a」はPixelブランドの廉価モデル「a」シリーズに属し、価格は499ドル（約7.4万円）に設定されている。発表当時、日本では特段のアナウンスは行われていなかったが、22日時点では「Google ストアのメール配信に登録して、Google Pixel 9a に関する最新情報を受け取りましょう。」との文言がGoogleストアに追加されており、今後発売となる見通し。