原作完結、アニメ2期、実写化…昨年の『推しの子』の活躍を声優陣が回想!アクアに“変化”感じる3期にも期待

3月22日(土)・23日(日)に東京ビッグサイトにて世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2025」が開催され、そのうち22日(土)のREDステージでは、TVアニメ『【推しの子】』のスペシャルステージが実施された。昨年放送された第2期の振り返りや、2026年放送となる第3期の新情報解禁、さらに、アニメ公式YouTubeチャンネルの登録者数100万人突破を記念した“金の盾”の授与式などで盛り上がった。
ルビーの変化、「POP IN 2」のMVなど、第2期終盤の印象的なできごとを振り返る
2024年は、TVアニメ第2期が7月~10月にかけて放送されたほか、実写ドラマ&映画の展開、原作漫画の完結など、さまざまな盛り上がりを見せた『【推しの子】』。イベントには大塚剛央さん(アクア役)、伊駒ゆりえさん(ルビー役)、潘めぐみさん(有馬かな役)、石見舞菜香さん(黒川あかね役)、大久保瑠美さん(MEMちょ役)らメインキャストが集結した。
振り返りトークでは最初の話題として、謎の男・カミキヒカルの登場や、復讐を誓い、瞳に黒い星を宿すようになったルビーの姿など、不穏な空気が漂った第2期の終盤がピックアップ。これまでと雰囲気が異なるルビーを演じることになった伊駒さんは「(後半の展開を知った上で、)1期、2期の前半を演じさせていただいたので、やっとこの瞬間が来たんだな、という気持ちがあった」と、覚悟を決めて収録に臨んだことを明かした。
続いて、B小町の新楽曲「POP IN 2」のMVが3000万回以上再生され、作中同様、現実でも大人気となっていることについては、潘さんが「よく、あの一曲の中にポップな表情とダークな表情を織り交ぜて、一本のMVにしてくださったよね!」と、スタッフ陣の巧みな演出を絶賛。他のキャスト陣も強く頷き、ルビーの瞳が黒くなることで笑顔の意味が今までと変わってくる、など映像から受けた印象を語った。
また、今年2月に行われたイベント「苺プロダクション☆ファン感謝祭2025」にて、キャスト陣が着用したB小町の衣装が、KADOKAWAブースにて展示されていることも話題に。もう見に行ったかをステージから客席に尋ねると、多くの手が挙がる中、ステージにはひと際力強く手を挙げる大塚さんの姿が。朝イチで見に行ったというエピソードに、大きな笑いが起った。
第3期の新情報が解禁! チャンネル登録者数100万人突破を記念した“金の盾”の授与式も
振り返りのあとは新情報の解禁コーナーが展開。2月に公開された第3期ティザービジュアル「sideルビー」に続く、ティザービジュアル「sideアクア」が公開になると、アクアのボイスが収録された公開記念映像が上映され、客席から大きな拍手が沸き起こった。復讐が終わり、これまでに比べ、表情、声色が少し柔らかくなったアクアについて、大塚さんは「今まで取りつかれていたものが抜け落ちたような雰囲気で収録した」と振り返った。
一方で、ルビーとアクアが別々に傘を差していること、晴れやかな台詞にも関わらず雨が激しく降っている様子など、まだまだ気は抜けない、不穏な雰囲気も感じられることを他のキャスト陣が言及。現時点ではまだ言えないことが多いようで、石見さんが冗談で「全部、言いたくなりますね(笑)」とつぶやき、他キャスト全員に「ダメ!」と総ツッコミを入れられる一幕も。
ここで、アニメ【推しの子】のYouTube公式チャンネルの登録者数が100万人を突破したことを記念し、“金の盾”の授与式が行われることに。プレゼンターとしてステージに姿を現したのは、本作のイベントに多数登場し、すっかりお馴染みのアイちゃん(着ぐるみ)。キャストを代表して大塚さん、チャンネルを支え続けるMEMちょの代理として大久保さんがそれぞれアイちゃんと一緒に盾を掲げ、満面の笑みを浮かべた。
最後にはメッセージとして最後に大塚さんが「第3期も、“アニメ【推しの子】最高だな、面白いな”と思ってもらえるような作品を作っていきたいと思います!」と力強くコメントして、ステージを締めくくった。