「ヤン坊マー坊」のヤンマー、知財活用の子会社設立 4月にオリジナルアニメ放送、AJには産業重機も登場


アイキャッチ画像

ヤンマーホールディングスはブランド価値向上を目的に、新会社「ヤンマーブランドアセットデザイン株式会社」を4月1日に設立する。新会社は、ヤンマーのブランド・デザインに関するノウハウを活用したコンサルティング業務に加え、ブランドコンテンツの創出やIP(知的財産)展開を手がける。

ヤンマーグループは1959年に誕生したマスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」で知られているが、直近ではオリジナルアニメ『未ル わたしのみらい』を製作しており来る4月のテレビ放送が控えるなど、新たな動きも確認できる。

0323-dkq0a546

このオリジナルアニメ『未ル』とは総合プロデューサーに『ガンダム』シリーズなど多数ヒット作を率いた植田益朗氏を迎え、個性豊かなアニメスタジオ5社が制作したオムニバス形式の全5話が放送される。昨日3月23日まで行われたアニメイベント「AnimeJapan 2025」にも同社は出展しており、会場内ブースには本物のトラクターが登場。ラッピングの特別仕様が行われていた。

新会社は大阪府大阪市北区に設立され、事業内容として、グループ内外の企業を対象としたブランドコンサルティングやデザインコンサルティング、ヤンマーのキャラクターや製品を活用したブランドコンテンツの開発を挙げた。「ヤン坊マー坊」や『未ル』といったキャラクターグッズの企画、トラクターや建設機械などをモチーフにしたプロダクトグッズの展開も進める予定だ。

著者 編集部 経済・社会担当
オタクの“今”を届ける新・総合メディアより、アニメ・ゲーム等関連企業の動向やコンテンツ産業の動きを紹介します。エンタメと経済、双方の視点で迅速に、わかりやすく、独自の切り口でお届けいたします。