UUUM、本日17日をもって東証グロースから上場廃止 直近決算は見込み下回るも利益改善


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YouTuberやインフルエンサーのマネジメント業務などを行うUUUMは17日をもって、東京証券取引所グロースから上場廃止となった。同社はすでに株式会社フリークアウト・ホールディングスの子会社となっており、株式等売渡請求を1月15日の取締役会で承認したことで廃止に至った。

上場廃止に際しUUUMは「上場以来、株主の皆様をはじめ、関係者の皆様には、長年にわたり当社の経営にご理解と温かいご支援を賜りましたことを心より深く感謝申し上げます。今後も、親会社であるフリークアウト・ホールディングスと共に、より一層の企業価値の向上に努め、社会に貢献してまいる所存でございますので、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」とコメントしている。

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構造改革による販管費の削減により、営業利益147百万円計上

上場廃止を前に発表された2025年9月期第1四半期決算では、売上高50億4200万円、営業利益1億4700万円、純利益7900万円を計上した。インフルエンサーギャラクシー事業ではグッズ事業が好調だったものの、クリエイターとの契約変更などが影響し、売上高は見込みを下回った。その他(コンテキストドリブンマーケティング)事業も市場環境の変動により見込みを下回る結果となった。

一方で、業務フローの効率化や人的資源の最適化などの構造改革が奏功し、収益構造は改善。販管費削減などにより第1四半期は黒字に着地している。

著者 編集部 経済・社会担当
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