光回線、乗り換えたい人気回線の上位は?契約者の平均月額は5,100円、フレッツ光系からの移行多数
通信や決済分野の市場調査を行うMMD研究所は15日、2024年12月に実施した光回線の利用実態調査の結果を発表。同調査によると、現在の光回線契約者の33.1%が他社サービスへの乗り換えを検討していることが明らかになった。
調査は2024年12月6日から10日にかけて、18歳から69歳の男女5万人を対象に実施。このうち光回線契約者2万5,560人の回答を分析した結果、乗り換えを具体的に検討している利用者の中では、NURO光が18.5%で最も人気が高く、楽天ひかり(18.3%)、フレッツ光(17.8%)が続いている。
以前の利用で最も多かった光回線サービスは「フレッツ光」「auひかり」「ドコモ光」
現在の契約状況については、契約窓口として「インターネット」経由が26.7%と最多で、次点で「キャリアショップ」(18.3%)、「家電量販店」(14.7%)となった。また、月額料金については、5,000円から5,999円の価格帯が21.9%で最も多く、平均支払額は5,136円となっている。
そして、現在利用中のサービスが初めての光回線という回答者は16.5%にとどまり、過半数の57.9%が以前に別のサービスを契約していた経験を持つことが大きな特徴として挙げられた。以前の契約サービスとしては、フレッツ光が40.7%と最も多く、auひかり(9.0%)、ドコモ光(8.9%)が続いている。
なお、上記にあるようなプランにはNTT東日本やNTT西日本の回線を流用する「コラボレーション」の事業者も多数存在し、「楽天ひかり」「ソフトバンク光」などのキャリア系から「GMOとくとくBB光」などが挙げられる。これらは実態としてフレッツ光の設備を用いている。
■2024年光回線の利用実態調査 出所=MMD研究所
調査期間:2024年12月6日~12月10日
有効回答:50,000人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
調査方法:インターネット調査
調査対象:18歳~69歳の男女
設問数 :13問