昨年の家庭用ゲーム市場規模(店頭)は3,013億円と前年比減 最多販売は「マリオパーティ」「ドラクエ」ファミ通発表
KADOKAWAグループのゲーム総合情報誌・ファミ通は16日、2024年の国内家庭用ゲーム市場(店頭販売)の市場規模を3,013億円と発表した。この数値は前年比74.6%にあたり、前年の4,038億円から減少している。
注:この調査は店頭および通信販売の実績に基づくもので、デジタル販売やダウンロードコンテンツ、ゲーム内課金などは含まれていないとのこと
■2024年国内家庭用ゲーム市場規模: 3,013.2億円
(集計期間:2024年1月1日~2024年12月29日/週数:52週)
■2023年国内家庭用ゲーム市場規模: 4,038.8億円
(集計期間:2022年12月26日~2023年12月31日/週数:53週)
市場の内訳を見ると、ハード市場が1,894億円(前年比70.8%)、パッケージソフト市場が1,119億円(同82.1%)となっている。ハード市場ではNintendo Switchが年間310.9万台を売り上げ首位を獲得。一方、価格改定と上位モデルを投入したプレイステーション5は145.4万台の販売を記録した。
ハード合算では「ドラクエ3」が唯一ミリオンセラー
ソフト市場では、2024年10月に発売された「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」(Nintendo Switch)が95.4万本を売り上げ、年間販売本数ランキングで首位に立った。特に年末商戦での販売が好調だったという。
また、11月に発売したHD-2D版リメイクタイトル「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」は、Nintendo Switch版とプレイステーション5版の合計で116.1万本を販売し、2024年唯一のミリオンセラータイトルとなった。
2025年の市場展望について、「モンスターハンターワイルズ」や「Pokémon LEGENDS Z-A」といった大型タイトルの発売が控えているほか、任天堂の新型ゲーム機の発表も予定されており、規模成長が見込まれる。