Googleスマホ「Pixel」海外インフルエンサーに「自社優遇」強要する契約内容が判明、報告受け修正
米・Googleが展開するスマートフォンブランドより最新機種となる「Pixel 9」シリーズ3機種が今月14日に発表されたが、同製品の海外インフルエンサープログラム「#TeamPixel」における契約条項の一部が流出し、内容一部が不適切であったことが判明。修正する方針を示した。
#TeamPixel とは、YouTuberなど個人で活動するクリエイターに対しPixel関連デバイスを提供する招待制のプログラム。本件においてはアメリカ等海外の参加者に関与するもので、日本国内での報告は寄せられていない。
海外媒体The Vergeの報告が発端となったこの問題では、Pixel 9の提供を受ける参加者に対し、Googleフォームの契約提示欄に「競合他社のデバイスと比較してレビューしないこと」といった自社を優遇する内容を求め、これに従わない場合は同社との関係を終了するとの文言が含まれていた事が判明。この内容がソーシャルメディア上で公開され、批判を浴びる事態となった。
これを受けて、Googl社の部門担当は声明を発表し、問題の条項が誤りであったことを認め、該当する内容を削除したことを伝えた。
同時にメディア、報道機関、ジャーナリストなどに貸与される一般的なレビュープログラムには該当しないともしている。#TeamPixel の参加者が作成したコンテンツは「プロモーション」に類され、YouTubeなどではPRであることを示す表記がなされるとはいえ、独立性を含めレビューに対する不信感が募ることとなっている。