薄すぎるけど重すぎる…Google、新型折りたたみスマホ「Pixel 9 Pro Fold」発表 国内市場で“最薄”とアピール


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Googleは日本時間の14日、新製品発表会のMade by Googleにて同社最新の折りたたみ式スマートフォン「Google Pixel 9 Pro Fold」を発表した。価格は257,500円。

同社折りたたみスマホとして2世代目となる本機は、日本国内で発売された同型デバイスとして「最も薄い」とアピールしておりその厚さは折りたたみ時で10.5mm。さらに、平らに開いた状態で使用することができる大画面のディスプレイはアスペクト比20:9の「Super Actua Flex」ディスプレイを採用し、輝度が前モデルよりも80%向上した。

最薄なのは素晴らしいが250gは…

性能面では、新しい「Tensor G4」チップを搭載し、前モデルから2世代分の性能向上を図ったほか、AIとの連携により、分割画面でのマルチタスク実行や、Google Meetのデュアルスクリーン使用など、新たな機能も兼ね備える。

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バッテリーは4650mAh、IPX8等級防水対応と一般的なスマホに求められる機能を有するほか、カメラシステムに関しては、超薄型仕様のトリプルリアカメラを採用。マクロフォーカス機能や、折りたたみ状態と開いた状態の両方で顔認証が可能になるなど、ブラッシュアップも見受けられた。

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一方、折りたたみスマホ愛好家からは重さに関する懸念も。重量は257gと、平均的なスマホよりも50g近く重い。折りたたみスマホとしての250gは2023年発売のGalaxy Z Fold 5と同等で、当時の発表であれば大きなネックポイントには至らない。

しかし、直近数ヶ月よりシャオミやvivoといった中華系メーカーによる軽量化競争が激化し、今では最軽量219gを実現するモデルも存在しており、サムスンもGalaxy Z Fold 6で230g台まで軽量化した現状を鑑みると、やや忌避してしまうかもしれない。

Google Pixel 9 Pro Foldは、PorcelainとObsidianの2色展開で、8月14日から予約受付を開始し、9月4日より発売される。Googleストアでの販売価格は256GBモデルが257,500円(税込)でNTTドコモやKDDI、ソフトバンクからも販売される予定だ。

市井

著者 市井
オタク総研 媒体統括。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス

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