Pixel 6で発生していた「初期化しようとすると文鎮化」恐怖の不具合をGoogleが修正 対象端末はすぐに適用を


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Googleは8月に配信した月例のソフトウェアアップデートにおいて、Pixel 6シリーズで発生していた致命的な不具合を修正した。この不具合は、特定の条件下で端末初期化を実行した際に端末が起動不能になる、いわゆる「文鎮化」現象を引き起こすものだった。

この問題は2021年〜2022年に発売された過去機種であるPixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6aで報告が寄せられており、これらの端末でファクトリーリセット(工場出荷時状態への初期化)を実行した際に、一部の環境で再起動ループが発生し、画面が真っ黒になってエラーメッセージが表示されるものだった。

この問題はGoogleの公式フォーラムに寄せられた複数の報告が発端となって各所で話題になっており、一部では初期化処理(Wiping data)が失敗するケースも見られたことから、早期の解決が求められていた。

そしてこの度、Googleの発表によれば、今回のアップデートには「特定の条件下で、出荷時の設定にリセットした後、デバイスが再起動ループに陥る問題を修正」という項目が含まれており、これが当該問題に対応するものと考えられる。修正後のソフトウェアバージョンは、機種に問わず「AP2A.240805.005.F1」。

なお、OSアップデートは段階的にすべてのユーザーに配信されるため、もし対象端末を保持している場合はできるだけ早く適用することが望ましい。

この問題の解決は、Pixelシリーズの信頼性向上に寄与するものと期待される。Googleは引き続き、ハードウェアとソフトウェアの両面でPixelデバイスの品質改善に取り組む姿勢を示している。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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