スマホでも使える2,000円のHDMIキャプチャーが低遅延で凄すぎた【激安中華レビュー】
中華ガジェットの達人がまたまた「超有能」な2000円台のHDMIキャプチャを購入してみたので、実際に使えるかという点を中心に紹介する。Type-C対応なのでスマホでも使える代物だ。
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※AMP表示の場合、見にくいことがあるので通常ページで御覧ください
2千円のスマホ対応HDMIキャプチャ!?
完全に「怪しい中華製品」
以前、弊サイトで紹介した「2千円のHDMIキャプチャー」の挙動が怪しくなってきたため、代替製品を探すべくインターネット通販の海に潜り込んだ。
すると、見た目良さそう&怪しそうな自称スマホ対応のHDMIキャプチャーを発見してしまった。詳しい価格は5月28日時点で税込み2,450円。基本的な相場は1万以上なので破格であることがわかる。
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中華ガジェットの達人としてこれは見過ごす訳にはいかないとのことで早速Primeで購入。
購入時点で気になった点としては、製品タイトルの最初がメーカー名じゃない規約違反を犯している点。しかし中華製品では当たり前なので気にしてはいけない。
外観・パッケージ
早速届いた。まず目につくのが四隅がベコベコになった箱だ。運送会社の積載の都合で潰れたのか、はたまた製造時に潰れたのか定かではないが本体の破損がないので問題なし。
そして筆者は拾に4ヶ月ぶりとなる薄白い特有の袋に本体が入っていた。
因みにパッケージの裏面には「詳しいPCでの使い方はググってね」と書いてあり少し心配になったが、ちゃんとギリギリ怪しくない程度の日本語説明書がついていた。非常に親切だと感じた。
Android / PCで使ってみた
PCではドライバ不要
それでは実際に使ってみた。まずは最も使用が想定されるPCで動作を確認。2千円台で以前購入したときもちゃんと動いたので特にドキドキ感は無く、今回も正常に動作した。
「USB Video」として認識され、OBSやMPC BEでの正常表示・録画が出来た。
レイテンシについては次項で述べる。
まさかのちゃんとAndroidで動いた!
一安心したのもつかの間、今度はAndroidスマホで動作するのかをチェックしてみた。
本製品の最大の特徴として、Type-Cコネクタになっているという点があり、USB-Aへの変換アダプタと一体化している。
筆者は5年前に2万円のキャプチャボードをAndroidにつなげて動作させたことが有ったが、今回使う技術はUVCという物。以下のアプリが代表的なキャプチャアプリ「USB Camera」をインストールしよう。
今回のHDMIキャプチャとスマホを接続してアプリを起動。するとUSBアクセスを求められるので許可。
あとは自動的に音声がパススルー再生された状態でHDMI出力の画面が表示される。録画も右下のフローティングアクションボタンを押すだけで簡単だ。
設定で再生・録画品質・デフォルトの画面方向を細かく指定できる。
【実験】低遅延・フルHDで文句無し
それでは最も気になる「激安は使えるのか」を検証してみたので紹介する。
本製品は文面上、以下のスペックだ。
- 最大入力解像度: 4K / 30FPS
- 最大出力解像度; 1080P / 30FPS
- 音声出力: ステレオ
実際にはどのように見えたかというと以下動画をご覧になるとわかりやすい。TOKYO MXのテレビCMを録画してみた様子だ。
また、記事での再現は厳しいがレイテンシ(遅延)も余裕で許容範囲内で十分使える(=イライラしない)程度だった。
まとめ
今回、2回目となる2千円台のHDMIキャプチャを紹介したが改めてコスパの良さに驚かされるばかりだった。
2,000円という価格では致し方がないと思うが、リフレッシュレートが30FPSのみなのでまず動きの多いゲームの録画・配信は向かない。
逆に、テレビ視聴・ビデオ視聴なら全く問題ないベストバイであることがわかった。
※特にレイテンシについては機器での計測でなく個人の感想です